というタイトルを書いてみたくて、行ってきた。
イオンモール岡山、華やかに開業 中四国最大級の「都市型店舗」
JR岡山駅南の大型ショッピングセンター(SC)・イオンモール岡山(岡山市北区下石井)が5日、開業した。国内流通最大手のイオングループが「旗艦店」と位置づける中四国最大級の商業施設。地上8階・地下2階に356のテナントが入り、運営開発会社のイオンモール(千葉市)は年間2千万人の集客目標を掲げている。
「中四国最大級」という謳い文句が、大都会岡山*1らしくて微笑ましい。
この記事は、新名所視察というにはおこがましい、ちょっと覗いてきた日記。
(2015-06-01追記)記事内での駐車場についての記述はグランドオープン当初のものなので、現時点での利用方法などはイオンモール岡山の公式サイトでご確認を。
http://aeonmall-okayama.com/static/detail/access-parking
http://aeonmall-okayama.com/news/infomation/87
(2016-12-03削除・追記)元のリンク切れにつき、駐車場情報に関する新しいリンクを追加。
パーク&ライド&ライド。
イオンモール岡山は、岡山駅から徒歩5分という立地もあり、駐車料金がかかる。基本は15分で100円。買物金額が2,000円以上で1時間割引、5,000円以上で2時間割引。駐車場の収容台数は2,500台。ちなみに、隣の市にあるイオンモール倉敷(駅前ではない)は無料駐車場4,700台。
駅前の渋滞緩和のために、公共交通機関の利用を呼びかけていたり、少し離れた場所にある臨時駐車場にマイカーを駐めて電車・バスでの市街中心地に向かう「パーク&ライド」を促したりしている。
http://aeonmall-okayama.com/static/detail/parkride(2017-03-03追記)リンク切れに付き削除
僕は今回、北長瀬駅(岡山駅から電車で1駅)にある無料臨時駐車場に車を駐めて、電車で向かうことにした。電車の帰りのきっぷをもらえるので、行きのきっぷ代(190円)だけで1日駐められる。
(2015-05-04追記)このゴールデンウィーク期間限定で北長瀬無料臨時駐車場を設けているみたい。でも今回はJR片道きっぷ代サービスはなくて、直接イオンモール岡山へ向かうシャトルバスがある模様。
http://aeonmall-okayama.com/static/detail/temporaryparking(2017-03-03追記)リンク切れに付き削除
この北長瀬駅前は長らく空き地になっていて、現在は市民病院が建設中だけど、まだまだ土地が空いている。臨時駐車場としてよく使われるスポット。先日、ファジアーノ岡山の試合を見にカンスタに行ったときもここに車を駐めてシャトルバスに乗った*2。
この日、イオンモール岡山が用意していた臨時駐車場は岡山ドームの東側。
この場所から北長瀬駅まではたぶん徒歩10分くらいの距離。臨時駐車場から北長瀬駅までの15分おきの無料シャトルバスが用意されていた。歩いてもよかったんだけど、この日は真冬の寒さだったのでバスに頼ることに。自動車を駐車→バス→電車なので、言わばパーク&ライド&ライド。
▼臨時駐車場でこのチケットを受け取った。これと引き換えに片道きっぷをもらえる。
▼北長瀬駅から岡山ドーム(臨時駐車場)ある方向を見た景色。微妙な遠さ。
臨時駐車場の場所は日によって変わることがあるので要注意。空き地は舗装されていないところもあるので、天候によっては使えないところもあるらしい。
(2014-12-07追記)
改めて臨時駐車場に行ってみると、今日はもっと北長瀬駅に近い場所が開いていた。ここなら駅まで歩いてすぐ。シャトルバス不要。
岡山駅から地下道で直結。haremachi Gateから突入。
北長瀬駅から岡山駅に向かう電車はだいたい1時間に5〜6本。片道190円。ICOCAも使える。
岡山駅に着いたら地下の改札口を出て、そのまま地下街「岡山一番街」を抜けて、イオンモール岡山まで地下道で直結しており、雨風の日も楽に歩いていける。
▼地下道を抜けた先にイオンモール岡山の入り口。
地下から地上に至るエントランスは「haremachi Gate」。地下2階からエスカレーターでまっすぐ地上1階まで上がれるようになっている。雰囲気・イメージは公式ウェブサイトでどうぞ。
このエスカレーターの両側の地下2F、1Fには、サンマルクカフェ*3とマクドナルドが構えている。
エスカレーターを昇っていく感じはワクワク感を演出しているのだろう。ちょっといただけないのは、マクドナルドのあの匂い(ポテトの匂い?)が充満していたこと。苦手な人はちょっとゲンナリかもね。
ところで、イオンモール岡山でよく使われている「haremachi〜」という名称は、「晴れの国おかやま」というキーワードが由来だと思われる。ここで「晴れの国」豆知識。
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-2143.html(2017-03-03追記)リンク切れに付き削除
(3)データが語る晴れの国岡山
・ダントツではないが、確実に晴れの日が多い。
1 降水量1ミリ未満の日:276.8日で全国第1位
(資料:気象庁「全国気候表(S56~H22年の平年値)」)
2 日照時間の長さ:2,030時間で全国第14位、中四国第5位
(資料:同上)
3 降水量:1,105.9ミリで少ない方から全国第3位、中四国第2位
(資料:同上)
なんだかランキングが微妙……。「雨が降らない日が一番多い」は確からしいけど、「晴れ」とは限らず。日照時間はちょっとアピールできないレベルだよね。
イオンシネマのスペシャルな席が気になる。
実はイオンモール岡山に出かけるきっかけは、イオンシネマの招待券をもらったこと。招待券は2枚、有効期限は12月
12日(金)。1人で観に行く僕にとっては、1週間で2回イオンシネマで映画を観る、というミッションが与えられたのだった。
それで今回選んだ作品は11月28日公開『フューリー』。
骨太の戦争映画。良作。僕は戦車への思い入れはないのだけど、本物を使った戦車バトルは迫力あったし、戦争中の兵士の精神状態の描写やドラマも凄みがあった。ショッピングモール探検の浮かれた雰囲気には似合わない重厚な作品だった。
▼町山智浩さんの映画『フューリー』語りの書き起こし。
(2014-12-16更新)リンク変更。
▼町山智浩さんの「町山智浩の映画ムダ話」語り。
『フューリー』復習編。ブラピの背中の秘密 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
▼監督がこの映画のために書き下ろした本。読んでみようと思う。
(2015-02-04追記)この映画のBlu-rayのリンクを追加。『ガールズ&パンツァー』は観たことないんだけど、このコラボは雰囲気合ってるの?
<
ins datetime="2015-02-04T00:00:00+09:00">
(2015-02-05追記)iTunesStoreのリンクを追加。
さて、新しく岡山にできたシネコンとなるイオンシネマには気になる設備も導入されているみたい。
計11スクリーンあるなかで、7番スクリーンは高画質映像と音響を味わえる「ULTILA」と「DOLBY ATMOS」が導入された。
6番、7番スクリーンにはシーンに合わせて座席が動く「D-BOX」が一部座席(割増料金)で体験できる。
「グランシアター」は、リクライニングする豪華なシートや、ワンドリンク付き専用ラウンジなど特別感ありあり。
映画館での映画鑑賞が好きな僕にとってはとても楽しみな劇場ができたなという印象。追加料金が必要な場合あるけど、それに見合う体験ができるか。近いうちに確かめてみたいと思っている。
残り1枚の招待券の使い途だけど、現在公開中の作品から選ぶとなると、既に2回観ている『インターステラー』を見ようかと思っている。これは大お気に入り作品で、これについては改めてこのブログで記事を書きたい。
テレビ局のスタジオ、ミルンもあるん。
すみません、思わずダジャレも飛び出す「ミルン」というのは、地元テレビ放送局の岡山放送(OHK、フジテレビ系列)のスタジオのこと。
イオンモール岡山公式ホームページ :: OHK岡山放送/OHKまちなかスタジオ「ミルン」
ショッピングモールの中にテレビ局のスタジオとオフィスが入居しているという珍しいかたち。5Fにあるスタジオはガラス越しに様子が見えるようになっている。出演者の後ろに見ている人がカメラに映り込むような、ズームイン朝スタイル(古い?)。
ちなみに6Fには岡山放送のオフィスもあって、なぜかここもガラス越しに見ることができる。放送局は免許事業だから市民の監視が必要だ、ってわけではないと思うけど。
屋上庭園、haremachi Gardenの夜は寒くて綺麗だった。
モール全体の敷地は正方形に近い形をしていて、1F〜4Fの中央部分には吹き抜けの大空間「未来スクエア」があり、5F〜7Fの屋上部分は植栽もある「haremachi Garden」がある。
http://aeonmall-okayama.com/static/detail/floorconcept
映画を観終わった頃には夕方になっていて、少しブラブラしていると外はもう暗くなっていた。「haremachi Garden」はなかなか雰囲気のある空間になっていた。
そう、この日は真冬の寒さで風もあったので、夜に外でくつろぐには辛い気候。
▼こんなヒーターもあったけど……。
▼綺麗なんだけど……。
寒さのために、写真だけ撮って室内に避難。また暖かい時に楽しみたいと思う。
ちなみに夜になってからイオンモール岡山の外観も少し撮ってみた。
▼市役所筋を挟んだ向かい側から、18時半頃。この日は周辺道路の渋滞はなかったように見える。
▼月が見えていた。三井のリハウスが月が綺麗ですね。
岡山中心市街地、新スポットのこれから。
平日なので、夕方になると制服姿の学生さんが多くなってきた。夜になれば、仕事終わりのビジネスパーソンも増えてくるのだと思う。駅近なので、既存のイオンモールとは違った集客が見込まれていると思う。
▼ちなみにこのウェブサイトによれば、岡山駅の乗降客数は約11万8千人/日。
2014年12月6日付け『山陽新聞』朝刊1面の記事によると、ソフトオープン期間(11/29〜12/4)で43万5千人が来店したらしい。ちなみに当初イオンが表明していた年間集客目標は2,000万人。同記事の解説では、
イオン側は売上目標を公表していないが、流通業界関係者は「年間500億円が目安」とみる。自動車販売店やガソリンスタンドも含む同市内の小売業4107事業所の年間商品販売額約6700億円(2012年経済センサス)の7%に当たる計算だ。
とあり、地元経済には凄いインパクトであるのは確か。今後の推移はどうなるのか、競争はプラスサムなのかゼロサムなのか、など気になることは多いけど。ただ、一市民としての僕の想いは「イオンさん、ちゃんと利用しますんで撤退しないでね」。
初日は約9万5千人が来場した店内はこの日、混雑緩和のため一部テナントが開店時間を早め、大半が午前9時から営業。岡山駅と直結した地下道は開店前に100メートルを超える列ができた。
僕は人混みは苦手ではないので、週末の様子を見に出掛けてみようかな。