両チーム無得点のまま、後半も残り時間が少なくなっていた。「引き分けか……」という想いがよぎるアディショナルタイムに、ファジアーノ岡山の岡本英也選手がクロスボールに合わせて先制ヘッド。終了間際の劇的ゴールで岡山が1-0の勝利した。
久しぶりに味わうホームスタジアムの勝利、歓喜、ハイタッチ。8月23日(日)に岡山市内のシティライトスタジアム(Cスタ)で行われた2015シーズンJ2第30節ファジアーノ岡山対アビスパ福岡の試合。いつものように僕が出かけた模様をお伝えしたい。
夏夜祭2015ラスト。
7月から8月にかけてのホームゲームで実施された「夏夜祭」もこの日がラスト。迎えるはアビスパ福岡。
▼まだまだ日中は暑い。
▼新幹線のふわふわバルーン登場。
▼そう、この日は「JR西日本新幹線デー」だ!
▼「くまなく」さんも来たよ。
▼本日のイベント。
▼ファジステージでは「カンセンジャー」さんのショーも。
夏らしいファジフーズを食す。
お盆を過ぎたころから35度を超える猛烈な暑さは和らいだけど、それでもまだ夏。ナイトゲーム観戦とはいえまだ暑い日差しの残る時間帯から出かけているので、食べ物や飲み物は冷たいものを選んでしまう。
▼本日のおすすめファジフーズ。
▼今日は福岡戦限定メニュー「めんたい冷〜お茶漬け」にした。
▼めいたいこの辛さが効いて、さっぱりいただいたよ。
女性(22)が絶叫しながら舞台から飛び降りる事案発生。
女性というのは、ミサッキーことファジアーノ岡山特命PR部女子マネージャーの桃瀬美咲さん(女優・22歳)のことである。事件は、いつものようにファジフーズ試食タイムが進むなかで起きた。
▼ミサッキーさんの登場。
▼試食タイムで、「しお ファジアイスモナカ」を口にして、あまりの美味しさに興奮して「大好き!」と叫びながら、ファジステージを飛び降りた!
ちなみに、この日のファジステージでは、チアダンススクールのステージがあったので、いつもよりステージと客席の間隔広めでだったのだ。そういう「演出」という見方もできるが、ともかく「大好き!」という叫び声にオッサンはドキッとしたのであった。
それにしても、ミサッキーさんの試食タイムでここまで大きなリアクション、はじめて見たような気がする。「しお ファジアイスモナカ」売っている安富牧場さん、ミサッキーさんがしっかりPRしてくれたので、アイス1年分でも送ってあげて!*1
ひさびさの勝利!劇的勝利!
腹ごしらえを済ませて、ミサッキーさんチェックを終えた僕はメインスタジアム側へ陣取って試合に臨む。
▼今日こそは勝ってくれ!
19時過ぎにキックオフされた試合は、お互いにチャンスを作るものの得点に至らず。印象としては、なかなかシュートまで辿りつけていない感じ。「おしい!」シーンも「危ねえ〜」シーンもあったけど、最終的なシュート数は両チーム同じく9本。
無得点のままハーフタイムを迎えて、後半に入ってもじりじり時間が過ぎていく。80分過ぎる頃には、僕の胸は締め付けられるような苦しい気持ち。「何とかこじ開けてくれ!」「このまま引き分け?」「失点するなよ」……強気と弱気が交錯するなか、試合はついに90分経過。アディショナルタイム3分の表示。その時、加地選手から出たボールを、途中出場の伊藤選手がクロスボール、そこへやはり途中出場の岡本選手がヘディングシュートでゴール!
やった〜!欲しかった先制点にベンチの選手も駆け寄り祝福。ファジアーノサポーター総立ちで歓喜。久しぶりに味わうゴールに周りの人たちとハイタッチで喜びをわかちあう。そして、残り時間はメインスタンドも含めてみんな大きな手拍子で後押し。そう、僕はこのスタジアムを包む高揚した雰囲気が好きだ。サッカーってなかなか得点が入らないけど、応援するチームの得点シーンこそ一番盛り上がる要素だよね。そして、この一体感を味わえるからこそのスタジアム観戦。
結果、残り時間は無失点で乗り切って、ファジアーノ岡山が1-0で勝点3。ゴール後のハッピーな時間は短かったけど、試合後の勝利のラインダンスやインタビューが観られて、嬉しい余韻に浸ることができた。
▼試合後メインスタンドへの挨拶。選手もサポーターもごきげんだ!
▼この日のスタジアム入場者数は8,145人。このうち半分の人が次回1人お誘いすれば1万人超えや!
楽観はできないものの、こころは少し軽やかなリーグ戦中断期間。
劇的勝利により、9試合ぶりの勝ち点3を獲得したファジアーノ岡山。順位は第16位に(8月26日現在)。正直なところ、降格圏への勝ち点差がまだまだ気になるところだけど、やはり勝ったあとは気持よく、軽やかなこころで過ごせる。
試合後にバックスタンド側のサポーターへの選手が挨拶する時に、勝った時には肩を組むラインダンスがあるのも楽しい。今回はラインダンスからの岡本選手のダンス、からの加地選手のダンス(?)。こういうのももっと観たいんだなあ、僕は。
きっと久木田選手あたりは勝った時用にダンス構想を抱えているはず。今シーズン残りホームゲームは6試合、アウェイを入れると全部で12試合。沢山のダンスを披露できるよう勝利を期待。
J2リーグ戦は第30節終了後、天皇杯のため一時中断。そして、8月29日に行われた天皇杯1回戦において、ファジアーノ岡山はJ3のガイナーレ鳥敗と対戦して延長戦の末、1-2で無念の敗退。こうなったら残りのリーグ戦で素晴らしい勝利を見せ続けるしかない。今シーズンファジアーノ岡山が取り組む平均入場者数1万人達成を目指す「Challenge 1」は厳しい状況になっているけど、僕のようなニワカサポーターの拙文を読んで興味を持ってCスタに出かける人が1人でも居てくれたらいいな。