今回はサッカーの前に夢婚、スタジアム婚!
婚姻に関する統計(厚生労働省)によれば、平成27年(2016年)の婚姻件数はおよそ63万5千組1。一方、結婚総合意識調査2016(リクルートブライダル総研調べ) によれば、結婚式の実施率は68.0%だそうだ2。当事者の意向により結婚式をしないカップルももちろんいるけど、なかには「結婚式したい」と思いながらも事情によりできないままというカップルもいる。
そんな結婚式を挙げることができなかったカップルに結婚式をプレゼントしよう、という趣旨で岡山ウエディング協議会が企画したのが「夢婚」。第3回となる今回は、サッカーJ2ファジアーノ岡山のホームスタジアム・シティライトスタジアム(Cスタ)を会場として、ファジアーノ岡山公式戦当日にキックオフ前のピッチ上で実施することになった。
第三回「夢の結婚式」当選カップル発表 | 岡山ウエディング協議会
というわけで全く他人事ながら、当日は何となく浮かれた気分でCスタに向かった。2017年7月30日(日)開催、2017シーズンJ2第25節ファジアーノ岡山vsV・ファーレン長崎の試合、スタジアムの模様をどうぞ。
真夏の夕方、岡山県民応援デー
スタジアムウェディング
▼このスタジアムウェディングはDAZNさんの週間ベストプレーにもピックアップされたよ!
ファジフーズ、米、盛り上げ隊
岡山2-0長崎、祝砲2発で快勝! 入場者数10,938人!
支えて、支えられて
スタジアムで結婚式を挙げた若い家族の門出を祝い、チアダンススクール生の成長やU-15選手の活躍を祈り、ファジアーノ岡山がJ1昇格を目指すリーグ戦の戦いを応援する。
この日ピッチに立った人たちに向かって、スタンドから声を上げて拍手を送る僕たちは「サポーター」と呼ばれる。声や拍手でボールは動かないけど、選手があと一歩足を伸ばす助けになるかもしれない。練習に励む若い人たちに勇気を与えるかもしれない。ピッチの中央で受けた祝福は人生の希望になるかもれない。
でもホントは、僕たちこそが多くのサポートをもらっている。運営に関わるスタッフ・ボランディア・地域・行政の協力なしに成り立たない場であるし、何よりスタジアムで目にするこうした光景に心を奪われ、ピッチに立つ人たちからも力・勇気・希望をもらって楽しんでいるから。その場に関わる人たちみんなが相互に支えて、支えられて続いているんだと思っている。
この日集まった1万人超の人たちは、その日その時間の体験を共有して、試合が終わればまた日常に戻っていく。ぼとんどお互いの名前を知らないまま、たぶん街で会っても気づかないような関係。それでも、自分の暮らす街で1ヶ月に何度かの週末に集まる場所があって、賑やかなお祭り気分で盛り上がり、一体感・共感・連帯を味わえるって良いものじゃないですか?ガチガチの濃い関係じゃない分、初めての人でも気軽にスタジアムに参加できるんじゃないかと。