7月15日から販売開始されたスターバックスの期間限定ビバレッジ「ピーチ イン ピーチ フラペチーノ®」。みなさんはもう味わったかな?
僕が暮らしている岡山は、桃太郎さんの地元(?)*1、かつ桃の特産地(といっても全国的な生産量では5位か6位くらいだけど……)であるので、「ピーチ = 桃」に縁のある地域。ぜひともこの商品はチャレンジせねばと思っていた。ところがこれが人気商品らしく、僕がはじめ試してみようと思った日には当日分完売……。2回目のチャレンジは少し早めの時間帯に訪れてようやくありついた次第。
というわけで、今回はこの新商品を食べた報告と、それにこじつけた桃推し記事をどうぞ。
それはまさしく桃だった。
きっかけは、人気ブロガー 桃音さん( @momonestyle )による記事。
http://momonestyle.com/peach-flesh-plenty-summer-limited-peach-frappuccino
桃の果肉入りなんて、桃がとてつもなく大好きな桃音(ももね)がほおっておけるわけがないです。
そりゃそうだ。
そして、桃イメージの強い岡山に暮らす僕も、ほおっておけるわけがない。
それで7月16日(木)の夕方に、サボるためにスターバックスさんに立ち寄ってので、この「ピーチインピーチ」を注文しようと思ったのだけど……
@momonestyle スタバなうですが、残念ながら今日は桃売り切れだそうです。店員さんによれば、近隣店舗も軒並み売り切れだとか。岡山だけの現象なのか、全国的なビックウェーブなのかわかりませんが、限定されると益々味わいたくなる僕は小市民です。
— 石原 健一郎 (@ishiharaken) 2015年7月16日
なんと品切れ。いつも利用させてもらっているスターバックス岡山大安寺店はドライブスルーもある店舗だけど、ドライブスルー入り口付近で警備員さんが、ピーチ品切れの告知プラカードを掲げていた。
(2015-07-22追記)売り切れている時には「Out of Peaches」の掲示も(写真は7月21日15時42分撮影分)。そう言えば、以前は「Out of Bananas」っていうのもあったかな?
発売開始したばかりで、ピーチ目当てに来る人多かったのかな。スタバさんの限定商品は人気出るとこうなるね。そうなると余計に味わいたくなる。
それで今度は、7月18日(土)の早い時間*2に再度挑戦。ようやくありつけたのだった。
▼店頭立て看板。
▼よっしゃ、ブログっぽい写真が撮れた。
▼店員さんの桃イラストもあり、美味しく体験。
フラペチーノなので冷たくて、暑い日にピッタリ。ピーチの果肉とピーチジェリーが入っていて、桃感満載のドリンク。太いストローを渡してもらえるけど、スプーンですくって食べてもいい。ホイップクリームがのっているけど、想像していたよりも甘さは控えめで、僕のようなオッサンでも美味しくいただけた。
さて、岡山との関連は実は「桃」というキーワードだけで、特に岡山県産の桃かどうかは何とも言えず*3。それでも、桃にうるさい(?)岡山地域でも品切れになるくらいの人気なので、全国のみなさんもぜひ試してみては。
岡山の桃の特徴、出荷時期、選び方。
ここまで読んで、岡山の桃を食べてみたいと思われた方のために、簡単に岡山の桃情報をまとめてみた。
白い桃。
JA全農おかやま園芸部さんが紹介する岡山の桃に詳しい情報があるけど、岡山の桃の特徴は見た目の上品な白さ。これは実が小さくて青い頃から1つ1つに袋掛けをしており、日光があたって赤く色づくことがないから。また、袋掛けにより雨、風、虫から桃を守るという役割もある。当然、手間もかかるのだけど、その苦労によって「岡山の白桃」というブランドが成り立っている。
旬は主に7月〜8月中旬。
岡山の桃の品種と出荷時期は、およそ7月〜8月中旬。
さまざまな品種が生産されていて、少しずつ収穫時期がずらしてあるので、夏の2ヶ月ほど楽しめるようになっている。
なかでも一番人気の高級品種である「清水白桃」は7月下旬〜8月中旬に出回る。
岡山市一宮(清水)で誕生した清水白桃。甘美な香りと、上品な白い姿、そして甘みが強く、とろけるような口当たりが魅力です。
糖度と大きさ。
岡山ではこの季節(7〜8月くらい)になると、スーパーとか、農協の直売所とか、道の駅とかで桃がたくさん売られている。自分で買って食べる分には、直売所などでちょっと傷んで商品になりにくい格安のクズ桃(味は問題なく美味しい)の入手を狙う。それらはまさに地元のみで味わえるもの。
ではそれ以外で、贈り物やおみやげにしたり、自分でいいものを買ったりするにはどんなところをチャックするだろうか?
それは、糖度と大きさ。
糖度については、現在は赤外線を使ったセンサーで、全く桃を傷つけずに糖度(甘さ)を知ることができる。JAの選果場では、桃の生産者が収穫した桃をコンテナに入れてもちこむと機械で自動で選別される。
▼こちらのページでは桃の選別を行う選果場の様子がわかる。
桃の糖度によって、次のような等級分けがされているようだ。
等級 | 糖度 |
---|---|
ロイヤル | 12.5度以上 |
キング | 11.0度~12.5度未満 |
エース | 9.5度~11.0度未満 |
クイーン | 8.5度~11.0度未満 |
加工用 | 8.5度 or 9.5度未満 |
上から順に甘くて、「ロイヤル」や「キング」は桃の贅沢な甘さを堪能できる品物で、贈答品として好まれる。僕は「エース」や「クイーン」でもとっても甘く美味しくいただける。「エース」と「クイーン」は区別せずに一括りで「エース」としていることもある。ちなみに、ロイヤルの上には、レアな「スーバーロイヤル(糖度13度以上)」という等級もあるそうだ。
(2015-07-26追記)今日、JAの直売所を覗いてみると、清水白桃の等級が次のように示してあった。上記とは微妙に区分が異なっており、「ハート」という名称があったり、形状も加味されていたりするので、追記して訂正。
販売されている桃によっては、糖度センサーを使っていなかったり、表記をしていなかったりするので、参考までに。
等級 | 糖度 | 形状 |
---|---|---|
ロイヤル | 12.5度以上 | 形状が秀のもの |
キング | 11.5度~12.5度未満 | 形状が秀のもの |
エース | 10.5度~11.5度未満 | 形状が優のもの |
ハート | 10.5度以上 | 形状がロイヤル・キング・エースの規格に当てはまらないもの、またあたりキズが有るもの |
※形状は「秀」が「優」より上。
桃の大きさについては、桃を入れる箱にどれくらい入っているかで表示されることが多い。
たとえば、よく箱売りされているのは4kg箱で、大きさはおおよそ幅30cm✕長さ45cm✕高さ12cmくらい。この4kg箱に桃が何玉入っているかで判断できる。箱全体の重さは同じでも、10玉、11玉、12玉、13玉、15玉、15E玉、16E玉…という具合に表示があって、この数字が少ないほど1玉のサイズが大きいということになる。
桃を切らずに「まるかぶり」で食べるときに1玉のサイズが大きければ、かぶりついた時に芯にある種に歯が当たらず食べられる。
インターネット通販でも岡山白桃あり。
インターネット通販でも、岡山白桃を扱っているサイトたくさんあるけど、ここではちょっと一例だけ挙げてみる。
上で書いたような糖度や大きさなどの目安が記載されている楽天市場内のショップ。
▼「ロイヤル[糖度12.5度以上14度未満]」「 4kg箱(13~15玉)」
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価格:21,600円 |
▼「キング[糖度11度以上12.5度未満]」「 4kg箱(13~15玉)」
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価格:16,200円 |
▼「クイーン[糖度11度未満]」「 4kg箱(13~15玉)」
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価格:10,800円 |
ちょっと気軽に買えない値段……。ここでは4kg箱の商品リンクを張っているけど、2kgや1.5kgのものもあるみたい。もっと探せば他に安いショップもあると思う。僕は把握していないけど、たとえば東京でのデパートなどで岡山白桃を買うとどれくらいなんだろうか?
でも、やっぱり割安に買って楽しみたいなら、生産地の岡山にお越しいただいて味わっていただくのがよいかと。
スターバックスの「ピーチインピーチ」で桃に目覚めた方、是非とも一度岡山白桃の味も確かめてみてね。