僕のスマートフォンデビューは2010年。はじめてのスマートフォンはiPhone4。それ以来ずっとiPhoneユーザー。
新型iPhoneの発表・発売の時期と、ソフトバンク(Softbank)の「2年縛り」(=契約解除料を伴う2年間の定期契約・料金割引などのセット)にあわせるような形で、2年ごとの買い替えとなっている。
- 2010年 - iPhone 4 / Softbank
- 2012年 - iPhone 5 / Softbank
- 2014年 - iPhone 6 / Softbank
この間、他社への乗り換えも比較検討していたけど、結局同じキャリアで続けてきた。
しかし、ついに変化が。iPhone7が発売された2016年秋、Softbankの2年契約更新時期に合わせて、格安SIMの「IIJmio」(アイ・アイ・ジェイ・ミオ)にMNP(=Mobile Number Portability、携帯電話番号をそのままで他の通信事業者に乗り換え)した。
- 2016年 - iPhone 7 / IIJmio
そして、1年近く使ってきて、「iPhone + 格安SIM」という組み合わせで僕は全く問題が起きていない。むしろメリットが大きかった。
- 使い勝手 → 問題なし
- 負担額 → 安くなった!
というわけで、2017年9月現在もiPhone 7 + IIJmioユーザーであり、今のところあと1年は利用したいと思っている。
さて、毎年秋の恒例になったApple新製品発表。2017年は、iPhone 8/iPhone 8 Plus/iPhone Xという新型iPhoneが発表された。今まさに、最新機種への買い替えやMNPを検討している人も多いはず。特に2015年秋にiPhone 6s/6s Plusを大手キャリア契約で購入した人などはちょうど2年契約の更新時期に差し掛かるタイミング。
そこで、僕が体験したiPhone買い替え・MNP事例が、ちょっとは人の役に立つかもしれないと思い、いまさらながら昨年の顛末をこの記事にまとめてみた。
この記事では僕が体験した2016年の事例をベースに、一部2017年9月現在の情報も盛り込んでいる。これからiPhoneの買い替えや格安SIMへ乗り換えなどを考えている方は必ずご自身で最新情報のご確認を!
目次
- 格安SIMを検討
- コストシミュレーション
- iPhone 7 SIMフリー版 購入
- SoftbankへMNP転出手続き
- IIJmioへMNP転入手続き
- iPhone 6 売却
- 実際のコスト
- iPhone 7+IIJmio の使い心地
- まとめ - 気持ちよくiPhoneを使うために
「格安SIM」を検討
低コスト、シンプル
大手キャリア契約の場合、「2年縛り」と言われる定期契約により、通信プランの割引(実質的には端末代金の割引)があり、端末代金を分割支払い(手数料なしの割賦支払い契約)が可能なので、10万円近くするiPhoneを比較的気軽に入手可能になっている。iPhoneを使うためにはデータ通信契約が必須。基本料金+データ通信プラン料金、端末代金の割賦支払い金額を足すと、毎月の支払いのベースは概ね6〜9千円程度になる。
こうした支払いは「2年縛り」が前提なので、期間中に解約したり他社へ乗り換えたりすると、残り期間にかかわらず契約解除料9,500円(税別)が必要になり、端末代金割賦残金を一括で精算する必要がある。契約開始から2年経過後の更新月(2ヶ月間)は契約解除料は不要となる。しかしそのまま更新月を経過すると定期契約は自動更新される。
MVNO契約の場合、スマートフォンを利用できるSIM(通話+データ通信)の料金は毎月2〜3千円程度。一括払いで購入1した端末代金を24ヶ月に按分すると1ヶ月あたり3〜4千円程度。合わせて5〜7千円という計算になる。最近は大手キャリアが以前よりも低価格のデータ通信プランも提供し始めているが、やはりIIJmioなどのMVNO、いわゆる「格安SIM」の方が負担額面で優位。
一般的にMVNOのほうが料金体系がシンプルで、プラン変更の制約も少ない。大手キャリアの契約にありがちな複雑な「縛り」が少ない。だから、自分の利用状況をしっかり把握して、柔軟で低コストな運用をしたい人にはMVNOがオススメだと思う。使ってみて気に入らない、あるいはもっと魅力的な会社が登場した、となった場合に乗り換える障壁が低い。
IIJmioを選んだ理由
なぜ僕が数多ある格安SIMのなかでIIJmioを選んだかというと、ブランドやサポートでの信頼性を重視したから。もちろん「信頼」だけなら、MNOの3大キャリア利用のほうが有利だけど、コストやシンプルさを求めてMVNOに乗り換えつつ、そのなかでもなるべく安心して使いたいというバランスを考えた。
IIJmioというのは、インターネットイニシアティブ株式会社(略称:IIJ)が提供する個人向けインターネット(光回線、モバイル回線)サービスのブランド名。企業としてのIIJは、日本の企業として初めて商用サービスを提供したインターネットサービスプロバイダ(ISP)だった。1990年代、日本のインターネット黎明期を1次プロバイダーとして支え、国内だけでなくアジア地域のインターネット基盤構築でも重要な役割を果たしてきた存在。古くからのインターネットユーザーである僕ら憧れの(?)ブランドなのだ2。まあ、ここまでは勝手なイメージ、偏見。
IIJmioのサポートに信頼を感じる理由として、技術情報提供が迅速だから。たとえば、最新のiOSや端末が発売されてから早期に動作確認端末ページで情報公開がされている。また、IIJmioの公式twitterアカウントでは技術的な質問も受け付けていて、直接質問を投げることもできるし、公開されているtwitterのやり取りを他のユーザーも見ることができる。インターネットでの発信、ダイレクトに対話できることは、信頼感につながっているのだと思う。
ちなみに参考情報として、2017年3月に株式会社MM総研が発表したウェブアンケート調査「国内MVNO利用状況調査」3において、IIJmioは、満足度調査項目「回線品質」「加入手続き」などでトップとなっていた。
コストシミュレーション
iPhone 7が発表された2016年9月頃、僕はiPhone買い替え&MNPに備えてコスト(初期コスト、運用コスト)をいろいろなパターンで計算していた。
繰り返しになるが、この記事では2016年の事例がベースとなる。2017年9月現在、大手キャリアでは新しい割引プランも提供されているみたいだけど、正直なところ今年僕はiPhoneを買わない予定なので、最新の料金プランの計算や検証するまでの気力が持たず、昨年のシミュレーションをそのまま載せることにしてしまった。
だから、下記シミュレーションを参考にする場合には、ご自身の検討している端末の価格や各キャリアの料金プランを当てはめて再計算するなどしてほしい。
シミュレーションの前提
既存の端末・契約
- Softbank iPhone 6 (64GB)
- 料金プラン 5分以内通話定額・データ定額5GB/月
- 現在2年契約の更新月(=契約解除料が不要)
今後の端末・契約
- 2年間の継続使用
- iPhone 7 (128GB) AppleCare+付帯
- Softbank/au/docomo → 割賦支払い
- IIJmio → Appleから購入・一括支払い
- Softbank → 「機種変更」
- au/docomo/IIJmio → 「MNP」
- 料金プラン 既存と概ね同条件
- 販売店などの独自販促策は考慮しない4
24ヶ月コストシミュレーション結果
計算結果は、やはりIIJmioがコスト面で最も有利。3大キャリアと比較すると2年間で4万円程度安くなった。
キャリア別コスト概要(単位:円、税込)
選択キャリア | 負担額/月※ | 2年総額 | 2年差額 |
---|---|---|---|
Softbank (機種変更) |
9,678 | 232,272 | +46,224 |
au (MNP) |
9,408 | 225,792 | +39,744 |
docomo (MNP) |
9,612 | 230,688 | +44,640 |
IIJmio (MNP) |
7,752 | 186,048 |
※ ここでの「負担額/月」は、「2年総額」を24で割った数字。一括支払いコストも各月に按分されいるので、毎月の支払額(キャッシュフロー)とは一致しない。
詳細なシミュレーション結果5
下の画像クリックで別ウィンドウで表示。
iPhone7 SIMフリー版 購入
Softbankのような大手キャリアで契約していた頃は、通信契約と端末購入が当然のようにセットになっていた。
IIJmioでは、Androidスマートフォン端末とSIMのセット販売はしているが、iPhoneの販売は取扱いしていないので、IIJmioで動作するiPhoneは自分で調達しなければならない。
要するに、AppleからiPhoneを直接購入すればよい。
Apple.com/jpから購入
僕が2012年に「iPhone 4」を購入したときには、SoftbankしかiPhoneを扱っていなかった。当時フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)で契約していたauユーザーだったが、「iPhone 3GS」の頃から手に入れたくてウズウズしていたが、「iPhone4」発売を機にとうとうau → SoftbankへMNPして乗り換えていた。
それが今では、3大キャリアどれでもiPhoneが使えて、AppleからオンラインでSIMフリー端末を購入できる。感慨深いものだなあ。
2013年9月に発売された「iPhone 5s/5c」から、日本国内の3大キャリア(Sofrbak/au/docomo)すべてが販売するようになり、同時にAppleが日本国内向けにSIMロックフリー版のiPhoneを販売を開始した6。
Appleの公式サイト7にiPhone製品情報があるので、モデル・カラー・容量を選んでいけば、端末価格とおおよその納期が表示され、その場で購入できる。あとは一般的な通販サイトと同じように、配送先や決済情報を入力していけば、SIMフリー端末(どのキャリアのSIMでも使える端末)を購入できる。
僕の場合は、注文時(2016年11月19日)に在庫があり、即日出荷されて、翌日(11月20日)にはヤマト運輸の宅急便で配達された。
ここに、IIJmioから入手するSIMカードを入れることになる。
2017年秋はiPhoneラインナップが多い
2017年9月12日(日本時間13日未明)、Appleが新本社キャンパスで開催したイベントにおいて、例年どおり新しいiPhoneが発表された。今年は、初代iPhoneが発売された2007年から10周年という節目でもあった8。
今回は新製品として、「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」「Apple Watch 3」「Apple TV 4K」が発表された。「iPhone X」以外は9月15日から予約受付、9月22日発売開始となる。
新製品発表会の後(日本時間2017年9月13日早朝)に、Apple.com/jpが早速更新されていて、新製品ページができており、各モデルの価格やスペックが載っていた。
今回は、従来モデルのiPhone 7/ 6s / SE シリーズが値下げされ販売継続される。これによりiPhone販売ラインナップは、X / 8 / 8 Plus / 7 / 7 Plus / 6s / 6s Plus / SE となり、Appleの直販サイトなどで選択肢がかなり広くなった。
ちなみに、僕が2016年に購入したiPhone 7/128GBは、税込金額で¥90,504→¥78,624と¥11,800も値下げされていた!
2017年9月に発表された新モデルの価格
モデル | 容量 | 価格(税別) |
---|---|---|
iPhone X | 64GB | ¥112,800 |
iPhone X | 256GB | ¥129,800 |
iPhone 8 | 64GB | ¥78,800 |
iPhone 8 | 256GB | ¥95,800 |
iPhone 8 Plus | 64GB | ¥89,800 |
iPhone 8 Plus | 256GB | ¥106,800 |
既存モデルの新旧価格比較
モデル | 容量 | 新価格 (税別) |
旧価格 (税別) |
---|---|---|---|
iPhone 7 | 32GB | ¥61,800 | ¥72,800 |
iPhone 7 | 128GB | ¥72,800 | ¥83,800 |
iPhone 7 Plus | 32GB | ¥74,800 | ¥85,800 |
iPhone 7 Plus | 128GB | ¥85,800 | ¥96,800 |
iPhone 6 | 32GB | ¥50,800 | ¥61,800 |
iPhone 6 | 128GB | ¥61,800 | ¥72,800 |
iPhone 6 Plus | 32GB | ¥61,800 | ¥72,800 |
iPhone 6 Plus | 128GB | ¥72,800 | ¥83,800 |
iPhone SE | 32GB | ¥39,800 | ¥44,800 |
iPhone SE | 128GB | ¥50,800 | ¥55,800 |
悩ましいiPhone選び
現在iPhone6(あるいはそれ以前の端末)を使っているユーザーで、今回発表の最新型の性能や機能へのこだわりがない人には、少しお買い得になったiPhone7シリーズも有力な選択肢かもしれない。1年前の僕が感じたことは、6 → 7の差は大きいということ。防水機能やApplePay(Suica)対応、3Dタッチ、タプティックエンジン、カメラ性能などを大きなジャンプアップになるので、満足度は高いと思う。
しかし新発売されたばかりの新型を買えば、おそらく1年間は最新モデルを持っていられることになる。特にiPhone X(2017年10月27日予約開始、11月3日発売)は最新・最先端でiPhone10周年モデルだから、真っ先に入手できるならば、しばらくはドヤ顔で自慢できるはず。また、9月22日発売のiPhone 8/8 Plusは正常進化モデルであり、従来のiPhoneの使い心地を最も洗練させたものになっているなので、ハズレはないはず。
というわけで、どのiPhoneにするか、じっくりご検討を!
SoftbankへMNP転出手続き
いままでお世話になった通信事業者・SoftbankにMNP転出(他社へ乗り換え)手続き。事前にいろいろ確認して進めた。
事前準備、MNPできる条件の確認
SoftbankからIIJmioにMNP手続きのために準備するものや必要な条件を満たしているか確認[^iijmio-preparatin]。
まず、iPhoneの端末対応については「動作確認端末」ページ9を参照。僕の場合はAppleからSIMフリー版iPhoneを購入したので、当然端末対応は問題なし。
そして、IIJmioで手続きをすすめるために必要な条件をチェック。
-
- インターネット接続環境
- 乗り換えるiPhoneとは別に、インターネットでの手続きをすすめるためのデバイスが必要。自宅にWi-Fi環境があると便利(IIJmioの初期設定アプリのダウンロードができる)。
-
- メールアドレス
- IIJmioの手続きでメール認証などがある。携帯電話会社のメールは当然使えなくなるので、別に送受信できるもの(Gmailなどフリーメール可能)。
-
- 契約者本人名義のクレジットカード
- IIJmioの料金支払方法はクレジットカードのみ。
-
- 契約者本人確認書類
- IIJmioでは画像をアップロードだけで手続きが可能。僕の場合は運転免許証を使った。
-
- MNP予約番号
- IIJmioへ申し込み時点で、MNP予約番号の有効期間が7日以上残っている必要があり。
契約更新月、割賦残金、ネットワーク利用制限の確認
My Softbankから、自分の契約情報を見て、契約更新月(いつからいつまでか)と割賦残金(端末の分割払いが完了しているか)を確認。
携帯電話の不正利用や不正取得を防ぐために、キャリアが端末のネットワーク利用制限のしくみがある10。各キャリア端末の製造番号から判定表示されるサイト11が用意されている。
判定の種類は「○」「▲」「✕」。ソフトバンクの確認サイトでの説明は次のとおり。
○: 利用できます(後日不正契約が認められた場合を除きます)
▲: 利用できますが、代金債務の不履行等により利用制限となる可能性があります
×: 利用制限中です
キャリアから割賦契約(分割払い)で購入すると、分割支払いが終わるまで「▲」となっている。分割支払いが終われば「○」になる。
既存のiPhoneを売却する時には、できれば分割支払いを終えて「○」判定になっていることを確認しておきたい。中古iPhoneを普通に使うつもりで買う立場から見ると、「✕」判定は利用制限された端末なので当然買わないし、「▲」判定だと利用はできるが残債がある端末なので買いにくい。
MNP転出はオペレーターとお話し
いよいよSoftbankにMNP転出(他社へ乗り換え)を申し出る。手続きとしては「MNP予約番号を受け取る」ということになる。
この段階はあくまで予約なので、MNP手続きは完了しない。このあとIIJmioへのMNP申し込み(MNP予約番号を入力)をして、新しいSIMが手元に届き、iPhoneに新しいSIMを挿して開通手続きをするまでは、Softbank回線は使える状態になっている。
僕はMNP予約番号を発行してもらうために、Softbankの「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)お問い合わせ窓口」に電話した12。
SoftbankのオペレーターにMNPしたい旨伝えると、どちらのキャリアに乗り換えるのかを聞かれて、(契約者の状況によって変わるみたいだけど)残ってもらえば料金割引ができるという提案もされた。
しかし、既に僕は料金シミュレーションもしていて、今回はIIJmioへMNPの方がコストメリットがあるという判断をした旨を伝えると、それ以上は特に引き止めもなく、滞りなく手続きは進んだ。MNP予約番号についてオペレーターから説明があって、MNP予約番号はSMS(携帯電話番号を宛先とするショートメール)で後から送信されるとのこと。
オペレーターは穏やかで丁寧な対応で、むしろ好感を抱くレベル(さすがにSoftbankにとっては最重要な窓口と考えて体制を整えている?)。まあ僕としては、今回MNPするのはコストシミュレーション結果を踏まえた判断なので、Softbankが嫌いになったから乗り換えるわけでない(むしろ3大キャリの中では応援している)。最後に「今までお世話になりました」と伝えて電話を切った。
SMSでMNP予約番号を受け取る
SoftbankにMNP予約番号を受け取るための電話をしたのが2016年11月19日。MNP予約番号は注意事項と一緒にSMSで
送られてきた。これを、IIJmioへMNP転入の申し込み画面で入力して使うことになる。
MNPによる回線の切替(Softbank → IIJmio)のタイミングは、IIJmioのSIMで開通手続きをしてから。だから、この時点ではまだSoftbankのiPhone 6を使っている。
IIJmioへMNP転入手続き
ここからは、新しく使う通信事業者・IIJmioにMNP転入(他社から乗り換え)手続き。
プラン・サービスの選択
まずは、IIJmioに僕が申し込んだIIJmioのプラン・サービスの確認。
項目 | オプション |
---|---|
回線を選ぶ | タイプD |
SIMカードの機能 | 音声通話機能付きSIM |
通話定額オプション | 通話定額3分 |
新規/MNP | MNP転入 |
SIMカードサイズ | nanoSIM |
プラン | ライトスタートプラン(6GB) |
1年継続したら、あとは解約・乗り換え自由
IIJmioなどのMVNOの契約では、一般的に「2年縛り」は存在しない。ただし、音声通話機能を付ける場合には12ヶ月未満で解約すると期間に応じた「音声通話機能解除調定金」が必要。利用開始月の解約だと12,000円(税別)が必要だが、この金額は1ヶ月毎に1,000円減額されていき、12ヶ月を経過すれば「解除調定金」は全く不要となり、もちろん「更新」もない13。大手キャリアの「2年縛り」よりも納得感は高い。
手続きはすべて自宅で
この手続きでは、すべて自宅から手続きで申し込みから開通まで全て手続きできた。途中でメール受信による認証手順あり。僕の場合、申し込み画面で入力した日(2016年11月19日)から、2日後(11月21日)にはSIMパッケージが送付されてきた。SIMが届けば即日開通できる(僕自身の都合により開通手続きは11月24日に実施した)。
以下、手続きの流れを画像(ウェブサイトはパソコン表示を中心に)でどうぞ。
ウェブサイトから申し込み
まず、IIJmioのサイトへアクセス。
▼スマートフォンで見るとこのように表示される
SIMパッケージ到着
「本人確認完了のご連絡」メールでは、1週間程度で商品をお届けとあったけど、2日後(11月21日)にはSIMパッケージが届いた。不備なく手続きが進んだはずなので、これが最短納期だと思う。
MNP開通手続き「おうちでナンバーポータビリティ」
いよいよMNP。SoftbankからIIJmioへ切り替える。SIMパッケージに入っている「おうちでナンバーポータビリティ開通手続きのご案内」に従って進める。
-
- IIJmioオンデマンド開通センターへの電話
- 発信者坊号を通知できる電話機からフリーダイヤル( 0120-711-122 年中無休/9:00〜19:00 )へ電話をかける。僕の場合は、この時点でまだつながるSoftbank回線を使った。
-
- 音声ガイダンスで「2」(=携帯電話番号ポータビリティ) → 「乗り換え対象の電話番号」「SIMカードのICCID(識別番号)の下4桁」を入力
- 「電話番号」「ICCID」は、いずれもnanoSIMカードの付いている台紙に番号(バーコード付き)が記載されている。
-
- 開通手続完了。数時間程度で以前の回線が使用できなくなり、新しいSIMカードが開通される。
- このあと新しいSIMをiPhone 7に挿して設定を続ける。回線は即座に切り替わらないが、数時間後にSoftbankのSIMが使えなくなりIIJmioのSIMが有効になっていた。
なお、開通直後はIIJmioの「バンドルクーポン」14が利用できないので、通信は速度制限(最大200kbps)された状態。
▼数時間後に「手続き完了のお知らせ」メールが届いた段階で、「バンドルクーポン」が利用できるようになり通常のLTEスピードで通信できるようになる。
IIJmioの設定(構成プロファイル)をiPhone 7にインストール
ここからはiPhoneにIIJmioの設定を行う15。新しいiPhoneを初めて起動した時に必要なiPhoneそのもののアクティベーション手順についてはここでは省略する。
- SIMカードを台紙から取り外す
金属端子部分に素手で触れないように。手指の油分はトラブルの原因。もし触ってしまったら、乾いた柔らかい布(メガネ拭きなど)で拭く。 -
SIMカードを新しいiPhone 7へ装着
iPhoneに付属のピンを使って、側面にあるSIMカードトレイを開いて、
-
iPhone 7にIIJmio用の設定(構成プロファイルをインストール)
iPhone 7が通信できるようにIIJmio用APN(=Access Point Name、どの通信事業者のネットワークに接続するかという情報)の設定が必要だが、「IIJmioモバイル用構成プロファイル」というものをインストールすれば、APN設定情報を手入力する必要はない。
具体的には、専用アプリ「IIJクーポンスイッチ(みおぽん)」16をインストールしておくと簡単にインストールできる。ただし、iPhoneはこの段階ではまだモバイル通信ができないので、Wi-Fi接続(自宅になければカフェなどで利用できるものでも可)が必要。アプリをインストールできたら、起動して次の手順でインストールする。
「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」からインストールする手順
→ 右下の「ヘルプ」
→ 「構成プロファイルのインストール」
→ 設定用のリンクが開くので「許可」
→ 右上の「インストール」
→ パスコードを入力
→ 「次へ」
→ 「インストール」
以上。ここまでの手続きを経て、僕は無事にiPhone 7をIIJmioで使えるようになった。
iPhone6 売却
新しいiPhoneに買い替えて、残った古いiPhoneをどうするか?家族に使ってもらうとか、自分の予備機としてもっておくとかもできる。でも、iPhoneは2年前くらいの機種でもリセールバリューがあるので、売却して通信費や新しい端末代金の足しにするのも良いかと思う。
iPhone売却方法の検討
iPhoneの売却方法としては次のような選択肢が考えられる。
- キャリアまたはAppleによる下取り
- 中古品買取店へ売却
- 自分でネットに出品して売却
もちろん、より高い価格で売却できる方が嬉しい。一方で、より簡単な手続きの方が嬉しい。
僕が調べた限りの感覚としては、売却価格は 3 > 2 > 1 で、簡単さでは 1 > 2 > 3 だと思う。3のネットオークション売却が一番高く売れるようだけど、その分手間やリスクはある。
特に売却価格については、一番影響する要因はやはりタイミング。どの方法を採るにしても、基本的に早い時期に売却した方が高い価格がつきやすい17。
大手キャリアやAppleの下取りの場合は、新型iPhone発売に合わせて従来機種の下取りキャンペーンをしており、下取り価格分を割引やポイントで還元される。下取りキャンペーン自体は新機種の販売促進という意味合いが強いかと18。ちなみに、下取りした端末は再整備品として海外でまとめて販売するらしい。
中古品買取店の場合は、買い取った端末は自社が持つ販路で中古品として販売するので、端末の需給により買取価格は随時変動する可能性がある。新しいiPhone販売促進したい家電量販店と連携したキャンペーンを実施していることもある19。
自分でネット出品の場合は、需給がダイレクトに反映され相場が変動している。本体の状態・カラー・容量などでも人気が変わると思う。出品情報を登録、質問対応、購入者とのやり取り、出荷手配……など、やはり手間や時間がかかる。商品・代金の受け渡しはエスクローサービス(例:Yahoo!かんたん決済)を利用すれば問題ないと思うが、後日万が一商品へのクレームが生じるとややこしいのかも(僕自身はクレーム未経験)。
ネットオークション「ヤフオク!」で売却
さて、僕の場合にはネットオークションの「ヤフオク!」を利用して売却した20。「メルカリ」のようなフリマもあるが、個人的には「ヤフオク!」の方がスマートフォンやパソコン関連のジャンルで取引量が多く、ユーザーが扱いに慣れているような印象を持っている。
実際に「ヤフオク!」に出品したのは2016年11月下旬。開始価格を22,000円とした。なお、落札された場合に「ヤフオク!」に支払う「落札システム利用料」は商品代金の8.64%。
「ヤフオク!」での取引の手間は、僕個人的にはそれほど負担には感じなかった。商品写真撮影して、商品説明のテキストを作成して、あとはフォーマットに沿って登録する流れ。人気のフリマ(フリーマーケット)の「メルカリ」の方がもっと簡単にできたのかもしれない。
正直なところ、値付けが一番難しかった。オークション出品の相場観など勘所がわからなかったけど、「ヤフオク!」にはiPhone本体のカテゴリーがあるので他の出品者の情報などを参考にやってみた。
最終的な落札金額は25,500円となり、落札者との連絡などもスムーズに進み、数日のうちに入金確認→発送→受取確認→評価→無事取引完了して、代金は2016年12月初旬に受け取った。
この結果、最終的な手取り金額は22,799円となった。これは当時のSofmap買取上限価格19,000円に対して、プラス3,799円。差額をどう考えるか。まあ手取り金額がSofmap買取上限価格(2016年11月現在19,000円)をちょっとでも上回っていたので良しとしたい。しくみを体験する勉強代としては妥当だったかなと考えている。
iPhone 6 「ヤフオク!」での売却収支
費目 | 金額(税込) |
---|---|
落札金額(商品代金) | ¥25,500 |
受取送料(落札者負担) | ¥597 |
支払送料(発送時支払) | -¥597 |
システム利用料 | -¥2,203 |
Yahoo!プレミアム会員費 | -¥498 |
手取り金額 | ¥22,799 |
ところで、2015年5月以降にキャリア版の端末は購入から半年経過したらSIMロック解除ができるようになった。iPhoneで言えば、iPhone 6s/6s Plus 以降の機種がSIMロック解除対象となる21。
SIMロック解除をすれば、たとえばSoftbankで購入した端末でも他社SIMを入れて利用できるようになるので、当然そのほうが端末の再利用価値が高まる。残念ながら僕が使っていたiPhone6は対象外だったので、SoftbankのSIMロックのまま売却した。
実際のコスト
普段どれだけデータを使っているか。IIJmioの場合は、アプリがあってTurboオンのときのみデータ量がカウントされる。
当初のシミュレーションではIIJmioの料金は1ヶ月のデータ通信量6GBまでの「ライトスタートプラン」で見積もっていた。
しかし、実際に使い始めているとそこまで使い切らなかった。今現在は僕の使い方だと1ヶ月のデータ通信量3GBまでの「ミニマムスタートプラン」で十分のようなので、さらに低コストな運用をしている。逆に、もっとデータ量がほしいという方には、IIJmioでは基本のプランに「大容量オプション」(20GB/30GB)を追加することもできる22。
実際に支払いした例として、2017年6月分の請求明細を示す。明細金額は税別。
品目 | 金額 |
---|---|
音声通話機能付SIM ミニマムスタートプラン(3GB) |
¥1,600 |
通話定額 3分利用料 |
¥600 |
Xi通話料 | ¥140 |
Xi・SMS通信料 | ¥6 |
ユニバーサルサービス料 | ¥2 |
小計金額 | ¥2,348 |
消費税 | ¥187 |
請求金額 | ¥2,535 |
当初申し込み時点では、6GBの「ライトスタートプラン」2,220円(税別)であったものを、途中から3GBの「ミニマムスタートプラン」1,600円(税別)に変更した。
その結果、シミュレーションで想定していた月額支払¥3,045(税込)よりも安く、¥2,535(税込)で済んでいる。
ただし、通話・通信の定額に収まっていない料金が少しだけ発生してしまっている。
- 通話定額の3分を少しだけ超過したために「Xi通話料」が発生
- アカウントの認証などでSMSを利用したために「Xi・SMS通信料」が発生
細かい追加費用は使い方の工夫で回避できるのだろうけど、まあ許容範囲かなと考えている。
iPhone7+IIJmio の使い心地
通信エリア・速度
大手キャリアとは別の通信事業者であるMVNOだけど、使う回線は大手キャリアのいずれから卸売された形であり、通信エリアはその大手キャリアに準ずる。
IIJmioの場合は、docomo回線を使う「タイプD」と、au回線を使う「タイプA」がある。僕が選んだのは「タイプD」なので、docomoの回線利用となり、iPhoneの左上にも「docomo」と表示される。
僕が個人的な使った感想としては「問題なし」ということ。通信速度やエリアで違いを体感することはない。元々がSoftbank回線で、今がdocomo回線を使うIIJmioなので、そもそも「MNO vs MVNO」という比較には向かないのかも。
▼最近測定してみたデータ。あまり継続的に測定して検証はできていない。ホントに「個人の感想」レベル。
SMSやキャリアメールなど
SMS(携帯電話番号宛に送信できるショートメールサービス)は、従来と同じ携帯電話番号なのでそのまま利用できる。だから、何らかのサービス利用開始時などに求められる携帯電話SMSを使った認証手続きも問題なし。
キャリアメール(softbank.ne.jp、ezweb.ne.jp、docomo.ne.jpなどの大手キャリアのドメイン名で割り当てられるメールサービス)は利用できなくなる。しかし、個人的には困ったことは起こっていない。一部のサービスでは、携帯電話のキャリアメールアドレスでないと登録できなかったり、メールがブロックされる場合も残っていたりするみたいだけど、全般的にキャリアメールが必須という状況は減ってきていると感じている。
そのほか大手キャリアが提供してきたような付加的なサービスやコンテンツは、元々利用していなかったので、IIJmioでそれが使えなくても困っていない。
まとめ - 気持ちよくiPhoneを使うために
大手キャリア(MNO) vs 格安SIM(MVNO) という比較をすれば必ずメリット・デメリットがある。
MVNOを選ぶメリットとして「低コスト」に目が行きがちだけど、MNOで当然のように提供されていた「手厚いサポート」は、MVNOでは期待しにくい23。「手厚いサポート」には、たとえばキャリアショップの店頭では購入した新しいスマートフォンの初期設定から基本的な使い方まで対面で教えてくれるみたいだけど、当然コストがかかっている。そのようなサポートが必要な人は、ある程度高い料金を受け入れればよい。だけど、個人的にはサポート不要で、インフラの利用料を払いたいんだ、という気持ちがある。
「サポート」に関してはある程度までは自力で調べて解決するような人にとっては、「コスト」や「シンプルさ」という点でMVNOを検討してみることをおすすめする。個人的には、MNOがやっている手厚いサポートは一切必要ないので、そのサポートコスト
まずは現在の自分がスマートフォンにいくら支払っているのか、通話や通信をどの程度利用しているか、といった情報をまずは把握する。その上で、最適なキャリアや料金プランをシミュレーションして比較検討してみる。
結果として大手キャリア(MNO)が良いかもしれないし、格安SIM(MVNO)が良いかもしれない。人それぞれの事情で変わると思う。でもいずれにしても、(販売店などに任せるのでなく)自分で考えて選択することで、納得して今後iPhoneを気持ちよく使っていくことができるはず。
この拙い記事が、少しでもそのお手伝いできれば幸い。
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AppleからiPhoneを購入する場合、期間限定のショッピングローン分割金利0%キャンペーンを利用できる時期であれば、手数料無しで端末代金の分割払いが可能。2017年9月22日時点で実施しているキャンペーンは10月16日まで、12回までの分割払いは金利0%になる。
ショッピングローン分割金利0%キャンペーン - Apple(日本)
実はショッピングローンキャンペーンは割りと頻繁にやっていて、過去には24回まで金利0%ということもあったので、タイミングがよければ大手キャリアの24回払いと同様に使うこともできる。
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僕自身のインターネット歴について別記事も参考までに。iPhoneのことも少し書いている。
ちなみに「日本のインターネットの父」と呼ばれる村井純氏は、1988年に日本のインターネットのはじまりであるWIDEプロジェクトを立ち上げ、その後1992年にISPの先駆けとなるIIJを設立した。
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個々のショップでの販売促進の値引きやキャッシュバック適用のために、不必要なコンテンツオプション契約がついてきて、その割にメリットが少ない気がして、僕は検討材料から外した。
2010年には日本国内の携帯電話契約数は1億2千万件を超えておえり、携帯電話は個人レベルで誰もが持っているレベルに。だから、携帯電話3大キャリア同士がMNPによる顧客獲得競争が過熱して、異常な販売促進による消耗戦の様相だった。一時期は「乗り換えで5万円キャッシュバック」とか「家族4人まとめてMNP特典20万円」という状況もあったけど、2014年4月頃から、おそらく総務省の指導により控え目になってきた。
そもそも販売店からMNP利用者への大きな特典は、キャリアが負担する「販売奨励金」により成立していたけど、元を辿ればMNPを「しない」長期利用ユーザーが払い続けている通信料が原資になっていたという。不公平、不健全な循環だったなとは思う。
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シミュレーションは、Googleスプレッドシートで作成。共有しているので下のリンクから参照可能。
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2007年に登場した初代「iPhone」は、日本の通信インフラに対応せず、日本国内販売もされなかった。
2008年の「iPhone 3G」は、初めて日本国内で販売されたiPhoneで、Softbankが国内唯一取扱いをしていた。
2011年の「iPhone 4s」からは、Softbankに加えて、auも取扱いを開始した。
結局、国内携帯キャリアで最大シェアだったdocomoが、iPhone取扱いでは最後発となる2013年からとなった。
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Apple(日本)公式サイト Apple.com/jp
iPhoneはAppleにとって最重要製品なので、トップページに大きく画像リンクが出ているはず。以前はオンライン購入ページは製品情報ページと別になっていたけど、最近は製品情報ページに購入ボタンが出ている。 -
今回のApple Special Eventは、Appleの新キャンパス「Apple Park」内にある「Steve Jobs Theater」で開催された。
▼参考記事:会場写真多数
アップルの巨大な“宇宙船”キャンパス「Apple Park」を初訪問 - CNET Japan▼参考記事:「Apple Park」自体が、驚異のプロダクトだと感じる
ジョブズが遺した「宇宙船」──その“狂気”のデザインと魔法の力 | WIRED.jp -
動作確認端末 | IIJmio
iPhoneは新モデル発売後すぐに検証結果が掲載されていた。端末モデル別・キャリア別の情報があるので、既に持っている端末でMNPするような場合にも役立つ。
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ソフトバンクから他社へ変更する方法によると、オンラインの「My Softbank」での受付は3Gケータイのみで、iPhoneやスマートフォンには非対応とのこと。「ソフトバンクショップ」にわざわざ出向いて、わざわざ店員さんを手間取らせるのも申し訳なくて、結局「電話」することにした。
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IIJmio公式サイトで、最低利用期間などについてのサポート情報はこちら。
mioモバイルの最低利用期間を教えてください。 | IIJmio
音声通話機能解除調定金の金額を教えてください。 | IIJmio -
IIJmioの「クーポン」とは、高速通信が可能なデータ量のこと。契約に応じて毎月「バンドルクーポン」が付与され、その有効期限は翌月末まで繰り越しができる。
たとえば、ライトスタートプラン(6GB)であれば、月初に6GBの「バンドルクーポン」がもらえる。もし当月に4GBしか使わなかったら、残り2GBは翌月繰り越され、翌月初めには新たに6GBが付与されて、データ量の総残量は2GB + 6GB = 8GBということになる。翌月はまず前月の2GB分から消費される。
iPhoneアプリ「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」を使うと、アプリ画面から「クーポン」を使うか使わないかON/OFFを切り替えができる。ONの状態だと通常速度でクーポンを消費し、OFFだと速度制限(最大200kbps)でクーポンを消費しない。OFFにして速度制限下状態でも、テキストデータ中心のメールやメッセージ、twitterなどは十分使える。普段こまめにON/OFFを切り替えてデータ量を節約するという使い方もある。
データ量をあまり使わない月が続くと、常に前月に付与された「バンドルクーポン」を使うことになり、なかなか当月付与分を使い始めないことになる。まあ、そのほうがバッファ(=余裕)があって気持ちは楽。
逆に、繰り越し分も含めて「バンドルクーポン」を使い切った場合には、必要な場合は「クーポン」を買い足すことができる。
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IIJmioのサイトにある「初期設定(APN設定) - iOSの場合」のとおり。
IIJmio:mioモバイル/mioモバイルプラス 初期設定手順では、iPhoneでの手順を説明した動画も確認できる。
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「IIJクーポンスイッチ(みおぽん)」は、IIjmioが用意しているiPhoneアプリ。初期設定以外にも、普段の使用するデータ量や「クーポンスイッチ」のON/OFFなどができる。
クーポンON/OFFアプリ「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」の使い方を教えてください。 | IIJmio -
たとえば、中古品買取店のソフマップで「Softbank iPhone 6 64GB スペースグレイ」の現金買取上限金額で見ると、2016年9月(iPhone 7発表直後)と、2016年11月(僕が実際に買い替えた月)では、たった2ヶ月でも大きく差がでる。
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こうした下取りの場合は、本体のガラス割れなどがなければ付属品などはなくても良いみたいで、この点では中古品買取店よりも条件はゆるいかもしれない。
たとえば、2世代前(2年前発売)「iPhone6s」の下取り価格を各公式ページで確認してみた(2017年9月24日現在)。
Apple「iPhone下取りプログラム」 最大17,000円、直営店ではその場で割引、オンラインではApple Storeギフトカード。
Softbank「下取りプログラム(のりかえ)」 17,280円、
「下取りプログラム(機種変更)」 12,480円、通信料金から24回分割割引。au「下取りプログラム」 17,280円、WALLETポイント付与
docomo 「下取りプログラム」 26,568円、新機種代金から割引。
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たとえば僕が住んでいる岡山市では岡山駅前にあるビックカメラがあり、同店舗内に中古品買取・販売のソフマップも入っている。新しいiPhoneをビックカメラで購入するとクーポンをもらえて、後日それを提示して旧iPhoneを買取に出すとキャッシュバックがあるという施策もある。
iPhone6sの買取金額(2017年9月13日現在)は、docomo版 128GB ¥36,000/64GB ¥32,000/32GB ¥29,000、au版/Softbank版 128GB ¥33,000/64GB ¥29,000/32GB ¥26,000となっていた。
キャリアの下取りの場合はiPhoneの容量による評価額の差がないが、大抵の中古品買取店では容量別に買取金額が設定されている。自分が持っているiPhoneが容量が大きいのであれば、容量別金額の方が納得感は高い。
ただし、中古商品として店舗での再販売を想定して査定されるので、付属品(ACアダプター、USBケーブル、箱など)が揃っていないと減額されるので、表記の買取金額はあくまで上限金額。
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「ヤフオク!」にオークション形式(=価格が競り上がる形式)で出品するためにはYahoo!プレミアム会員登録が必要。本来は有料会員登録(月額税別462円)、時期によっては無料お試しキャンペーンもあるかも。
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対象端末や手続きは各キャリアのサポートページ参照。キャリアとの契約期間中ならインターネットを使って無料で手続きできるが、解約後だとキャリアショップに出向いて手続き(要手数料)が必要になる。
SIMロック解除の手続き | お客様サポート | NTTドコモ
SIMロック解除のお手続き | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au
ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する / SIMロック解除 | SIMロック解除、他社製品でのソフトバンクのご利用について確認する | お客さまサポート | モバイル | ソフトバンク
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IIJmioの大容量オプション(データオプション)の料金は、20GB/月で3,100円(税別)、30GB/月で5,000円(税別)となっている。
基本プランとオプションは組み合わせできる。オプション同士は1つづつまで。
たとえば、次のような組み合わせも可能。
* ミニマムスタートプラン3GB + オプション20GB → 使用可能データ量23GB/月
* ライトスタートプラン6GB + オプション20GB + 使用可能データ量30GB → 56GB/月 -
MNOでは全国のキャリアショップや家電量販店に相談できる窓口が存在するが、MVNOはそこまで体制は充実していない。
最近は、MVNOのなかには一部の家電量販店にコーナーをもつキャリアや、ショッピングモールに自前のショップを持つキャリアも登場するなど、これからどんどん身近になってくるのかも。
そういったサービスを一切しないかわりに通信料が安いという選択肢は存在して欲しい。サポートが手厚い代わりに少し高いMVNOがあってもいいけど、サポートしない代わりに安いMVNOがなくなってしまうのは困る。
だから、IIJmioにはMVNOならではのメリットを追求して欲しいと思っている。