3連戦ラストは、土砂降り雨のなか激闘。 - 2016 J2第18節ファジアーノ岡山vs松本山雅FC 観戦

タフな3連戦を戦い抜け。

前回ホーム熊本戦を勝利したサッカーJ2のファジアーノ岡山。

この日から中3日の3連戦とタフな1週間のスタート。ファジアーノ岡山は、6月4日(土)ホームでロアッソ熊本戦、8日(水)アウェーで徳島ヴォルティス戦、14日(日)ホームで松本山雅FC戦、と続く。

6/4熊本(ホーム)勝ち、6/8徳島(アウェー)勝ち、2連勝というベストな結果でホームに松本山雅FCを迎えることになった。

松本は第2位、岡山は第3位であり、第18節のファジアーノ岡山vs松本山雅FCの対戦はリーグ上位対決、大一番となった。はたしてファジアーノ岡山は、3連勝して、順位を上げることができたか?

2016年6月12日(日)の19時キックオフの試合を観るために、岡山市内のシティライトスタジアム(Cスタ)に出かけてきた。

雨のスタジアムは「岡山市民デー」。

前回ホームゲーム熊本戦のあった6/4(土)に、岡山はすでに梅雨入り。天気予報もよろしくなく……

▼キックオフ7時間前。雨雲が近づく。

▼松本サポーターの皆さま、「晴れの国」なのに雨降ってスミマセン。

▼試合前の時点の順位は、岡山第3位、松本第2位。上位の直接対決。

▼雨だけど、いざスタジアムへ。岡山駅から徒歩約20分。

▼今日はナイトゲーム。サッカーボールの明かりが灯る。

▼雨仕様のファジ丸さん、今日もパイプ椅子に立っている。

▼イベント。今日は「岡山市民デー」。

▼岡山市のイメージキャラクターであるミコロさん・ハコロさんが11月に開催されるおかやまマラソン2016をPR。青い方がミコロさん(岡山市の豊かな水を表現)、緑の方がハコロさん(岡山市の美しい緑を表現)。どちらも性別不明だよ。

▼消防車(レスキュー車)も登場。この日は緊急出動しなくて済んだかな*1

▼ファジアーノ仕様のももちゃり展示。写真撮りそこねたけど、ファジ丸さんがスタジアム前を乗り回していた*2

雨のなかでファジフーズ。

▼本日のおすすめファジフーズ。

▼この日は「作州黒豚チャーハン」をチョイス*3

▼安定の旨さ。オススメ定番メニュー。

雨のなかでファジステージ。

▼本日のファジステージは3つ。雨のなか、演者も観客も大変だけど。

▼「うらじゃ踊り」。うらじゃは、毎年8月開催の「おかやま桃太郎まつり」でパレードやってるよ。

▼「OKAYAMA市民体操」。岡山市出身のシンガーソングライター中西圭三さんが作詞・作曲・歌唱をご担当だとか。

▼「オール岡山ウインドオーケストラ」。生演奏はやはり大迫力。あいにくの雨なので、大きなテントで下で演奏*4

ちなみに、この動画はiPhone6で内蔵マイクによる録音だったので、実際のライブの音の迫力をとても再現できていない。

オール岡山ウインドオーケストラは、岡山県出身指揮者の中井章徳さん、テノール歌手の柾木和敬さんをはじめ、岡山フィルハーモニック管弦楽団などの他楽団が多数集結し、約100名の方で結成されたオーケストラです。試合前のスタジアム広場で、一緒に盛り上がりましょう! - 【6月12日松本山雅FC戦】イベント情報のお知らせ | ファジアーノ岡山 FAGIANO OKAYAMA

演奏された曲目はつぎのとおり。

  • 『ジ・エンターテイナー』 作曲:スコット・ジョプリン*5
  • 『オリンピックファンファーレ』 作曲:ジョン・ウィリアムズ *6
  • いきものがかり『風が吹いている』作詞・作曲:水野良樹 / 編曲:亀田誠治 *7
  • 『花は咲く』 作詞:岩井俊二/作曲・編曲:菅野よう子*8
  • オペラ「椿姫」より『乾杯の歌』作曲:ヴェルディ *9

土砂降りの雨のなか、負けられない上位対決。

▼「岡山市民デー」ということで、選手入場前には大森岡山市長の挨拶。カラオケ歌ってる映像じゃないよ。

▼キックオフ直前も降り続く雨。松本サポーターも大勢ご来場。屋根がなくてご不便をおかけします……

▼試合前半は拮抗して無得点のままかと思ったら、45分過ぎたアディショナルタイムに岩政選手が倒されてPKをゲット。矢島選手がバッチリ決めて先制!スタジアム大盛り上がりでハーフタイムへ。

▼ハーフタイムには、この日来場していたJリーグの村井チェアマンから挨拶。

▼後半に入って、密かに「帳尻PK」を恐れていたけど、後半57分に追加点!CKから澤口選手のドンピシャヘッドが炸裂して2-0でリード!「危険なスコア」キター!

▼松本もさすが大人しくしてるはずもなく、73分に高崎選手が胸トラップからのゴールしてスコアは2−1に。うわ〜、まだ15分以上あるよ〜。

▼本日の入場者数8,193人。雨にしては健闘したか。今シーズン未だ1万人超えならず。

残り時間を守り切って、この負けられない上位対決を2-1で勝利!ハイライト映像でも雨の激しさが分かる。

▼勝利を掴んだ選手たちがメインスタンドへ挨拶に。大事な試合の勝利にスタンドも湧く。

▼長澤監督インタビュー。今日のインタビュアーは「こまっちゃん」こと山陽放送の小松千絵アナウンサー。

▼続けて、本日の2点目を決めた澤口選手。3シーズンぶりのゴールだとか。

大いに期待が膨らむ6月。

こうしてファジアーノ岡山は、第16節から第18節のタフな3連戦を、見事に3連勝で終えた。この日の結果により、試合のなかったコンサドーレ札幌を上回って、岡山がホントに暫定ながら首位になった。

▼試合終了後、更新された順位表を記念スクリーンショット。今年の終わりにもこの位置にいて欲しい。

▼この事実を、サッカーをあまり観ない地元の皆さまに広く知らしめてほしいのだけど、残念ながら翌日の6月13日(月)は新聞休刊日のため地元新聞『山陽新聞』朝刊はお休み。13日付夕刊では1面トップ、ファジアーノカラーのワインレッド地に白抜き見出しで「ファジ3連勝 暫定首位」。

結局、13日(月)夜に行われた試合で札幌が勝って、岡山は第2位になり、翌朝14日(火)の朝刊では「首位」という言葉は使えなかった。ファジアーノに関心をあまり持っていない人に「首位」というのはインパクトあるメッセージだと思うのだけど、まあしょうがない。まだ首位になるチャンスはある。

ところで、昨年の6月は、ファジアーノを観ていた僕はこんな心配してた。

J2第19節ファジアーノ岡山vs愛媛FCを観に行った僕の心配事。

僕がスタジアムで応援する日、ファジアーノ岡山はまだ一度も勝利していない。

そんな昨年は、その後も苦しい状況が続いて、ファジアーノ岡山はなかなか勝ち点を取ることができずにいた。

それが今年はホントに強く頼もしいチームに見える。シーズンの4割ほどを過ぎた時期にこの位置にいるのだから、期待は高まる。もちろん油断もできない。現在第6位の町田ゼルビアまでの勝ち点が僅か2。札幌や京都などの消化試合数が少ないこともあって、昇格プレーオフ圏の争いは混沌としている。

▼ここから5試合は、シーズン前半の大きなヤマ場だと感じている。

試合日 対戦チーム ホーム/アウェー 会場
19 6月20日(月) ツエーゲン金沢 アウェー 石川西部
20 6月26日(日) カマタマーレ讃岐 アウェー ピカスタ
21 7月07日(日) 清水エスパルス ホーム Cスタ
22 7月10日(日) 東京ヴェルディ アウェー 味スタ
23 7月16日(土) コンサドーレ札幌 ホーム Cスタ

第23節にホームのCスタで、首位攻防戦ができて、勝って首位に立つことができたなら……今年のチームの強さをはっきりと示すことができる。サッカーにあまり関心のない人にも「ファジはいまこんな順位にいて、今年は強いんだよ」と説得力を持って話ができる。

まだシーズンは半分も終わっていないから、最後まで昇格を争う位置にいられるのか分からない。でも、この高まる期待をはじめての人にも味わってもらい、一緒にファジアーノ岡山を応援してもらえればいいなと願っている。シーズン終盤の昇格争いだけ観るよりも、今のうちからウォッチしてるほうが断然楽しいし、あとから観はじめた人にドヤ顔でチームの歩みを語ることができるしね。

差し当たって、次のホーム戦7月3日(日)には清水エスパルスが岡山にやってくる。

Challenge1」のために大事な試合になりそう。1万人超えの観客で埋まったスタジアムになってほしい!

*1:昨年の消防車展示の時は、途中から緊急出動してしまってたよ。

J2第17節 ファジアーノ岡山vs東京ヴェルディ観戦してきたよ!


*2:スタジアムへの移動手段としても使えるよ。いまはシティライトスタジアムのある岡山県総合グラウンド内にもポートができているよ。

J2第32節ファジアーノ岡山vsザスパクサツ群馬戦、1ヶ月ぶりのCスタで大勝利!


*3:今年の京都戦でも食べたよ。

美しく2点とった!あさみんさんと写真とった! - 2016 J2第3節ファジアーノ岡山vs京都サンガF.C.戦


*4:昨年の「岡山市民デー」でも、このオーケストラによるパフォーマンスがあった。

J2第17節 ファジアーノ岡山vs東京ヴェルディ観戦してきたよ!


*5:映画『スティング』(1973年)のテーマ曲に使用された。

*6:ロサンゼルスオリンピック(1984年)開会式で使用。

*7:NHKロンドンオリンピック・パラリンピック放送テーマソング。この曲は、NHK Eテレの番組『亀田音楽専門学校』SEASON3でも取り上げられていた(2016年1月6日放送分。ゲスト講師:いきものがかり)。Bメロからはじまる印象的なイントロから、盛り上がる仕掛けが満載の名曲。

*8:3.11をきっかけに制作された復興支援ソング。

*9:イタリアから帰国されたばかりという柾木さんにちなんで、イタリアもの。