Challengeする資格。 - 2016 J2第40節ファジアーノ岡山vs水戸ホーリーホック 観戦

まだ何かを成し遂げたわけじゃないけど、思い出さずにはいられない*1

昨年のファジアーノ岡山は、2015年11月8日第40節アウェーvs岐阜戦に引き分けたことで、昇格プレーオフ進出ができないことが確定した。その前の第39節ホームvs讃岐戦での敗戦した時点で、既にプレーオフ進出争いからはほぼ脱落していた。だから昨年11月の今頃は、ファジアーノにとってのJ1昇格争いは少なくとも「来年」の話になっていた。最終的な順位は第11位。

昨年のファジアーノ岡山は、2015シーズン当初から「Challenge1」というスローガンを掲げ、ホームゲームでのスタジアム入場者数を平均1万人以上を目標に活動し来てきた。スタジアムで1万人のサポーターが1つになり、「次の1」つまり「J1」にふさわしいクラブとなること目指したいとの思いが込められている。しかし、「Challenge1 元年」2015シーズンの最終的な平均入場者数は8,412人に終わった。

それが今年はどうか?現在チームはプレーオフ圏内の6位以内に位置しており、勝ち続ければ自力でプレーオフ進出とJ1昇格を勝ち取ることができる状況にある。Challenge1は未だ平均1万人には達していないが1万人に迫る9千人台後半、残りホームゲームでスタジアム収容人数範囲内で手が届くところまで来ている。

この時期に至って、このような状況で試合に臨めることは、なんと希望に満ちていることか。シーズン終盤をこんなにワクワクした状況で迎えられる日がくるとは、なんと有り難いことか。

僕なんかよりも、もっと長らくファジアーノを見続けているファン・サポーターの方々からすれば、歴史を知る分だけ、もっと強い思いがあるのではと想像している。

でも、まだ過去を思い出して感傷に浸る時ではなく、現在直面している状況に立ち向かい、未来のために行動しなければ。いま僕ができることはスタジアムで応援すること。

残りのホームゲームがあと2試合。そのうちの1つが、J2リーグ第40節ファジアーノ岡山vs水戸ホーリーホックの試合。2016年11月6日(日)13時キックオフに向けて、岡山市内のシティライトスタジアム(Cスタ)へ出かけた。

風が吹いている。

スタジアムにやっと戻ってこれた!

前回観戦は9月。10月にあったホーム戦のC大阪戦、金沢戦は、ホントに行きたかったのだけど残念ながら所用で観戦できず。だから僕にとってはスタジアムに来るのが1ヶ月以上空いてしまった。

▼今日は水戸ホーリホックさんを迎えてのホーム戦。

▼ファジアーノ岡山は第39節終了時点で第5位。

▼岡山駅からCスタへ向かう通称「ファジロード」沿いにはファジアーノ岡山のオフィシャルショップ「ファジスクエア」があるけど、Challenge1の目標達成までの人数のポスターあり。残り2試合で24,056人(1試合平均12,028人)来れば達成!

▼Cスタのある岡山県総合グラウンドにある木々も色づいてきた。この日は風が吹いていた。「ファジアーノに追い風が」という比喩じゃなくて、ホントに風が強くて寒かった。

▼「スクール生応援デー」のブース前は賑わっている。

▼キックオフ約2時間半前(10時35分頃)、先行入場待機列。

▼今日はこのあたりから観戦。

▼トイレの洗面台にもウェルカムメッセージ。僕の前回ブログ記事でもちょっと触れていたけど、ファジアーノ岡山オフィシャルスタッフブログでも紹介されていたね。ほっこりするね!

イベント。「アラウンド・ザ・三名園」&「ボートレース児島デー」。

▼本日のイベント。

▼岡山市環境事業課とのコラボ企画として「リユースカップチャレンジ」。

ファジフーズやスタジアム内コンコースなどで、通常紙コップで販売しているドリンクをこの日はリユースカップに変更。飲み終わったコップはエコステーションにて回収いたします。
また、リユースカップのドリンクを購入された方には抽選券とアンケート用紙をお渡しいたしますので、スタジアム前広場エコステーション横の特設テントに記入したアンケート用紙をお持ちいただくと、抽選で200名様にコラボランドリーバッグをプレゼントいたします。また、抽選が外れた方には啓発グッズをもれなくプレゼントいたします(※なくなり次第終了)。

▼「アラウンド・ザ・三名園」ブース。日本三名園のある水戸、金沢、岡山のチーム同士の対戦での企画。来年は果たしてどうなるか?

▼水戸戦ではお馴染みの「納豆販売」は、僕が立ち寄った午前11時頃にはやはり完売していた。

▼「ボートレース児島」ブース。

▼マスコット「ガァ〜コ」さん。テカってるね!

▼後ろにあるスピーカーグリルみたいなのは何だろう?

▼ラジコンボートレース体験ができる「模擬ボートレース体験」は行列ができる人気。

▼実物のボートに乗って記念撮影もできるよ!

▼そしてボートレース児島では12月17日(土)・18日(日)に「サッカーファン感謝2days」を開催。何と18日には「松木安太郎スペシャルトークショー」「松木安太郎さんと!ボートレースビギナー教室」がある。松木さんは何かしっくりくる!生・松木さんを観てみたい気がするけど、僕はこの日は無理なんだよなあ。

ファジフーズも「あったか」&水戸仕様。

▼キックオフ2時間前の11時頃のスタジアム前広場。この時間ならファジフーズもそれほど混雑していないかな。

▼本日のファジフーズは「あったかフードバトル」。

▼今日のスペシャル限定品は「矢島慎也&豊川雄太 ホットライン弁当」1,500円、限定30食。11時頃には既に売り切れ。

▼この時間には、曇ってきて風も吹いて怪しい雲行きになってきちゃった。

▼僕が本日食べるのは「納豆炊き込みご飯のトンテキ弁当」。やはり水戸戦にちなんで納豆を攻めてみる。

▼大きな豚肉ステーキがのってて満足感あり。納豆炊き込みご飯ってはじめて食べたけど、納豆はちゃんと存在感あり。

ファジステージ。晴れの国おかやま観光キャラバン隊、ボートレース児島トークショー、チアダンス。

▼今日のファジステージ。

▼晴れの国おかやま観光キャラバン隊による、じゃんけん大会&水戸クイズ。途中、選手を載せたバスが到着してサポーターの歌っている間は、律儀に進行を止めて待機していた。

▼ボートレース児島「薮内瑞希選手トークショー」。ボートレースのオフィシャルサイトによるとボートレース選手1,608人のうち女性選手は212人だとか(2016年9月30日現在)。

▼ファジアーノ岡山チアダンススクール「チアダンス披露」。自分の子どもが参加していたら、可愛くてめちゃ応援するだろうなあ。僕は、黒いファジアーノのジャケットを着たお姉さん(コーチ?)が可愛くてめちゃ応援したくなった。

ファジ丸さん。動けるマスコット。

▼試合前のスタジアム前広場では、ファジアーノ岡山のマスコット「ファジ丸」さんと間近で触れ合えるよ。

▼かなり運動神経があるらしく、脚立芸はお手の物。ん?脚立ちょっと高くね?付き添いのお兄さんもちょっと心配。

▼飛んでます!「ファジ丸」さん、飛んでます!

▼ハーフタイムには、ピッチレベルでパイプ椅子芸。これも観ていて落ちないかちょっと心配してしまう。

▼パイプ椅子との異種格闘技もできるよ!

風下ではじまった試合は、あと一つが遠かった。

▼キックオフが迫ってきたスタジアム前。今日は、コンコースにボートレース児島をPRする「のぼり」がずらり。

▼バックスタンドGATE10には「児島BOAT」ボード登場。

▼水戸サポーターの皆様、遠路ありがとうございます!

▼キックオフ前には、前日の全国高校サッカー岡山県予選決勝で初優勝して、岡山県代表となった学芸館高校サッカー部の壮行式。

▼ビッグフラッグ展開。風が強くて大変そう。

▼風はメインスタンドからみて、左から右へ。

▼コイントスで水戸側がピッチを選んだのかな?前半は岡山が右から左へ攻める風下側。

▼岡山は風下でもいい感じで攻めていたように見えたけど、得点は奪えず0-0でハーフタイム。

▼後半に入って、54分に水戸の山村選手が放ったシュートが入ってしまった!0-1でリードを許す。

▼しかし、岡山はコーナーキックから三村選手のシュートがエリア内でのハンドを誘いPK獲得!豊川選手がどえらいコースにPKを決めて1-1の同点に!豊川選手はシーズン9得点目、二桁得点まであと1点。

▼本日の入場者数9,216人。これで残りホーム1試合で14,840人入ればChallenge1達成となる。

▼85分に水戸のコーナーキックから、福井選手にヘッディングを決められて1-2とリードを奪われてしまう。本当は岡山側がセットプレーで決めてほしかった……

▼結局1-2で悔しい敗戦。

youtu.be

▼バックスタンドGATE10へ長澤監督と選手が挨拶。

▼Twitterであびこ不動産 ( @abikosoja ) さんのつぶやき。負けたときは長澤監督は選手の前に立つ。勝ったときは選手の後ろ。

▼悔しいが、あと2試合でプレーオフ進出を決めてほしい!

▼11月12日(土)にはアウェーの清水エスパルス戦があり、11月20日(日)はついに今シーズン最終戦vsザスパクサツ群馬……ん?「サスパクサツ群馬」?濁点が抜けている。これにはきっと深い理由が……(たぶん無い)。

▼というわけで、皆様ご来場ありがとうございます。次のホームゲーム絶対来てね!と「ファジ丸」さんもたぶん言っております。

Challengeを続けられる幸せ。

シーズンも残り2試合のみ。第40節終了時点の状況確認。

ファジアーノ岡山の順位は第6位。プレーオフ準決勝をホーム開催できる4位以上は無理だけど、残り2試合で勝ち点を積み上げればプレーオフ進出は決まりそう。次節は好調第3位の清水エスパルスとアウェーで対戦。そして最終節はJ2残留を決めたザスパクサツ群馬をホームに迎え撃つ。

そして平均入場者数は9,758人。Cスタでの残りホームゲームはシーズン最終節となる第42節群馬戦のみ。最終節で14,840人以上の人が来場すれば、Challenge1の目標平均入場者数1万人以上を達成だ。ちなみに、今シーズン第36節C大阪戦では15,203人来場した。

まだ何かを成し遂げたわけじゃない。

でも、クラブの歩みを見つめてきた人たちは思い出しているのではないか。クラブ創設13年。岡山県リーグ、中国リーグ、JFL、そしてJ2へ。2009年からのJ2での戦いも、既に8シーズン目。当初最下位付近が定位置だったが、2012年と2014シーズンは一桁順位第8位。でも昨シーズン2015年は第11位に後退していた。

そんなチームの2016シーズンは、頼もしい戦力が揃い、ついに自力でJ1昇格を掴むチャンスが来ている。他チーム他会場を気にせずに、2試合で勝ち点を積み上げてプレーオフ進出を決めて、プレーオフ準決勝・決勝と2勝すれば、夢のJ1昇格が決まる。

地元のプロスポーツチームが、このシーズン最終盤をこんなワクワクする状況で迎えられることは、何と幸せなことだろう!

いまファジアーノ岡山のスタッフの皆様は、今シーズン最後のホームゲームへ向けて、全力集客活動に取り組まれている。

実は先日11月8日の夜に、ファジアーノ岡山のスタッフの方からのホームゲームお誘い電話があった。シーズンパスを持っている人を対象に、ぜひお誘いあわせの上での来場してほしいとのこと。

というわけで、もちろん僕自身は11月20日(日)の試合はCスタに出かけて観ます!と宣言。できれば少しでも多くの岡山の人たちを巻き込んで、いまこの時を楽しみたい。

いま僕たちはChallengeする資格がある!その喜びを噛み締めながら、さあシーズンラストへ臨もう!

▼ホーム最終戦は、11月20日(日)14時キックオフ!「いろんな思いを込めて、リーグ最終戦!!」。もちろん前売券絶賛発売中

▼最終戦の告知チラシに「J1昇格の条件」がバッチリ掲載!自分たちのチームが大いに関係していること自体に胸熱!「最終戦セレモニー」では、社長、監督、キャプテンの言葉も聞けるはず!

最後に、個人的な密やかな願望。もしJ1昇格が決まったら、昨シーズンを持って卒業された「ファジアーノ岡山特命PR部 女子マネージャー」のミサッキーこと桃瀬美咲さん(現「ファジアーノ岡山名誉女子マネージャー」)が、ファン感謝デーにでも来てくれないかなあ〜、と妄想中。

*1:『スラムダンク』の山王戦の真っ最中、湘北の赤木キャプテンがタイムアウト中にふと思い出すときの心境!?

…感情的になるな… まだ何かを成し遂げたわけじゃないなぜこんなことを思い出してるバカめ