(2015-10-21追記)2015年12月18日新作公開へ向けた予告編がリリースされたよ!
(2014-12-24追記)2015年12月公開予定のエピソード7のティザー動画がリリースされた。
5月4日は「スター・ウォーズの日」(といいつつも、投稿が5日になってしまい恥ずかしい……)。
記念日の由来はググっていただくとして、この記事では僕が体験してきた映画『スター・ウォーズ』*1の思い出を語ってみたいと思う。
『スター・ウォーズ』シリーズの構成。
まずは知らない方のために映画『スター・ウォーズ』シリーズの全体像を示しておこう。全9部作+スピンオフとなっており次のような構成になっている。
- スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
- クローン・ウォーズ(スピンオフ作品)
- スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
- スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(*2004年までの旧邦題:「ジェダイの復讐」)
- スター・ウォーズ エピソード7/未定(2015年12月公開予定)
- スピンオフ作品/タイトル未定(2016年公開予定)
- スター・ウォーズ エピソード8/未定(2017年公開予定)
- スピンオフ作品/タイトル未定(2018年公開予定)
- スター・ウォーズ エピソード9/未定(2019年公開予定)
物語の順序としては上のとおりだけど、製作された順序がややこしい。エピソード4(1977年公開)からはじまり、5(1980年公開)、6(1983年公開)と来たあと間が空き、エピソード1〜3(新3部作、1999年〜2005年公開)が製作された。
はじめて見た『スター・ウォーズ』は映画館で大興奮。
1983年公開のエピソード6*2を、叔母に連れられて映画館で観た。当時9歳。それまで映画館で観るものといえば『ドラえもん』とかだった。はじめて「こども向けでない」*3映画の体験がこの作品だったと思う。
ストーリーはあまり理解していなかった。小学生だったし、その前の話(エピソード4と5)は知らないし。でも、すごく興奮したことは覚えている。森の中をスピーダー・バイクで駆け抜けたり、おびただしい数の戦闘機が行き交う宇宙空間での戦闘シーンだったりで、いままで体験したことない圧倒的な映像と音響だった。上映中に興奮を伝えたくてやたらおしゃべりしてたようで、周りには迷惑だったかもしれない。ともかく、こどもの僕にとっては強烈な体験だったのだ。
自宅のビデオデッキで繰り返し観たエピソード4〜6。
僕の父親は、オーディオ機器とか家電製品は世間に普及する前の段階で購入していた、いわゆる新しいもの好きだった。1985年頃には、肩に担ぐような8ミリビデオカメラとか、発売間もないコンパクトディスクプレーヤーとかを既に持っていた。テレビはソニーの21型、音響はヤマハのサラウンドスピーカーシステムなどもあり、けっこう進んでいた(マニアックだった)と思う。
こうした自宅の環境で、映画を観るのが好きだった。テレビで放送される映画を録画したり、レンタルビデオ店で借りたりしていたが、繰り返し観ることになる作品は何本かビデオテープが家にあった。特に、前述のサラウンドシステムを体感する映画としては『スター・ウォーズ』はうってつけであり、ドルビーサラウンドの音声が入った形でビデオテーブがストックされていた。たとえば、エピソード5の冒頭で宇宙に放たれた偵察機が通過する場面で、音が映像とシンクロして回りこむように聞こえたのには感動した。
この時期には繰り返し観ることで、当然ストーリーはしっかり把握するし、何よりその世界観に魅了されていった。超光速で飛び回る宇宙船や戦闘機、巨大な戦艦、さらに巨大な宇宙基地。レーザー銃やライトセーバー。フォースを操るジェダイ。多様な異星人。ロボット。そういう世界を見事にビジュアル化していた。以後、SFのスペースオペラものはこの映画を基準に観るようになり、僕の映画観の一部を形成したといえる。
ついに新三部作!結末を知りつつも……
新三部作の第1弾であるエピソード1の公開が1999年。エピソード6から15年以上たって、ついに新作が観られるという事でファンは盛り上がっていた。旧3部作のリマスターもされた。
エピソード1の公開当時、僕は大阪なんばの南街劇場(現在はマルイ内のTOHOシネマズなんば)の先行レイトショー上映に並んだ記憶がある。先行上映に集まるくらいなので、それなりに思い入れがある人が多かったのだと思う。いよいよ上映が始まり、「ジャーン」というテーマ曲と同時に、お馴染みのタイトルロゴがスクリーンいっぱいにあらわれると、客席から歓声と拍手が鳴り響き、待ちに待った喜びが爆発した。僕自身は映画館でこのような体験は滅多になく*4、一体感を味わえて嬉しかったことをよく覚えている。
ビジュアル面では、さすがにVFXの進化は凄まじいので、圧倒的にクリアで大量の人(生き物)や機械や乗り物が動き回っており、物凄い情報量だ。僕が住む地球とは違うどこかの遠くの銀河の世界が見事に表現されていた。
ストーリーの捉え方はちょっと複雑だ。ファンは当然エピソード4〜6を既に観ているので、エピソード1〜3に登場する人物の運命を知っている状態で観ることになる。その他にも、これは後のあれにつながっているな、という発見はたくさんあるだろう。話の順序の関係で余計に穿った見方をするようになっている。
僕が一番心動かされるのは、ダースベイダーが誕生するまで過酷な運命。旧3部作を観ていれば、誰がそうなるのかはわかるようになっている。新3部作をつうじて徐々にダークサイドに引き込まれて行く様を見せつけられる。残酷な展開だ。
そして、個人的に一番盛り上がるのがエピソード3のクライマックス。次々に斃れるジェダイ。そして、火山の星での対決は胸が熱くなった。悲劇的な結末はわかっていても、どのようにそこに至るのかに引き込まれたのだった。
まとめ。そして来年公開予定の新作に期待。
僕と『スター・ウォーズ』との付き合いは30年になる。マニアというほど詳しくはないが、人生の早い時期から影響を受けた映画であり、とても思い入れがあることに間違いはない。とても大切な作品だ。
さて、『スター・ウォーズ』シリーズは2015年12月18日に新作が公開されるとのこと*5。
ジョージ・ルーカスは、新3部作(エピソード1〜3)を制作するときにエピソード7以降はもう作らないような事を言っていたので、エピソード3が公開されたあと「これで終わったな〜」と思っていた。
しかし、新作をディズニーが制作することになって9部作の完結まで到達するようだ*6。新作の監督は、映画『スター・トレック』シリーズ*7も監督しているJ. J. エイブラムス。これまでの『スター・ウォーズ』の世界観がどのように継承されるのかわからないけど、個人的には期待が膨らんでいる。
さあ、2015年末まで何とか生き延びよう!*8
(2015-04-18追記)予告編第2弾も来た記念記事も書いた!
*1:これからはじめて観る方はどの順番で見ればいいのだろう?物語順の1→2→3→4→5→6か?公開順の4→5→6→1→2→3か?
(2015-05-04追記)ついにiTunesStoreでも配信開始!
*2:公開時のタイトルは『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』。後に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に変更。当時は気にしてなかったけど、よく考えれば「復讐」はおかしいよね。
*3:しかしながら、こども向けと単純に割り切れない奥の深い作品もある。『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』『仮面ライダー』とかピクサーの作品とか、その他にもいろいろ。大人の観客に訴える要素があり思いがけず涙することもままある。そういう点で最高傑作は『トイ・ストーリー3』だと思っているのだけど、これは改めて別記事にしたい。
(2014-11-21追記)『トイ・ストーリー』についての記事投稿。果たして4は3を超えるのか?
*4:映画『ムトゥ、踊るマハラジャ』を観たときに似たような事があった(劇場は確かテアトル梅田)。タイトルの前に「主演スーパースター・ラジニカーント」の表示で歓声&拍手、ダンスシーンで手拍子、可笑しいシーンでは大爆笑、と大盛り上がりだった。
*5:『スター・ウォーズ』最新作、2015年12月18日日本公開決定!-5月より撮影開始 | エンタメ | マイナビニュース
*6:ディズニーの「スター・ウォーズ」製作、ファンは賛否両論 | エンタテインメント | Reuters
*7:映画『スター・トレック』新シリーズは、最新VFXでストーリー展開もアツくていい!
(2014-06-30追記)iTunes Storeへのリンク追加。
ちなみに『スター・ウォーズ』と『スター・トレック』ファンの攻防も見られるコメディもどうぞ。
ついでにご紹介するとこんなのもありました。まあ物好きな方はどうぞ。
*8:関係ないけど、劇場版のエヴァンゲリオンは2015年に完結するの?