実は、こんなタイトルを書いてみたかったのだ*1。
2015シーズンJ2リーグ第21節ファジアーノ岡山対京都サンガF.C.の対戦は、岡山市のシティライトスタジアム(Cスタ)に於いて、7月4日(土)19:03キックオフで実施された。この日の岡山市内は梅雨前線の影響で昼からあいにくの雨。しかし、試合結果は岡山が2-0で完封勝利。「僕が観に行くと勝てない」という心配事が吹っ飛ぶ痛快なホームゲームだった!
初の雨天観戦。ハートフルレイニーデー 。
晴れの国・岡山と言っても、雨の日はある*2。これまで僕がファジアーノのホームゲームをスタジアムに行くときは天候が晴れまたは曇りだったけど*3、この日はついに雨天での観戦となった。
▼いつもの岡山駅西口の案内看板。今日はバレーボールの岡山シーガルズが参戦する「2015V・サマーリーグ女子大会 西部大会」もあるみたい。
▼桃太郎アリーナ前には売店も。バレーボールの試合は午前中からだったので、夕方には終わっていた様子。
さて、ファジアーノ岡山が今シーズン、平均入場者数1万人を目指す「Challenge 1」プロジェクトでは……
「勝っても負けても1万人。 晴れでも雨でも1万人」
ということ。そのための取り組みの1つが「ハートフルレイニーデー」。
3.「“Heartful” rainy day」ハートフルレイニーデー
・雨が降っても観戦しやすい環境作りをいたします。雨の日には、お手荷物を雨から守るためのビニール袋をお渡しします。
▼で、袋もらった。ちなみに、この日はうちわの配布も。
雨で鞄や服が濡れないようにこの袋に入れて、結構活用されていた模様。細かなことだけど、ありがたいことで。
京都の舞妓さんが舞い、岡山出身の女優が食べる。
もちろん雨が降ってもイベントはやっているよ。今回僕はファジステージイベントのみ確認。スタジアムに入ると雨は避けられるけど、さすがにファジステージに屋根はなかった……。
▼ファジステージ告知。本日は舞妓さん&ミサッキーさん。
▼観光PRで京都から舞妓さんがやって来て、雨にもかかわらずプロフェッショナルな舞を披露!
▼そして、おなじみファジアーノ岡山特命PR部マネジャーの桃瀬美咲さん(愛称:ミサッキー)によるファジフーズ試食タイム。餃子を頬張るミサッキーさんにマイクを向けるお兄さん、なんだか羨ましいぞ!
本日のファジフーズ。
そして、本日僕が夕食としていただいだファジフーズは……
▼京都戦限定「京地鶏そばめし」だ!横に書いてる「そずり焼きそば」「ホルモンうどん」も気になるけど、また今度。
▼雨なので、スタジアムに入って屋根のあるメインスタンドで美味しくいただいた。
雨のスタジアムのギッシリ感。
ファジアーノ岡山のホームスタジアムであるシティライトスタジアム(Cスタ)は、一番安いチケットA自由席の場合、バックスタンドとメインスタンドの両側のエリア。メインスタンド側には屋根があって、全てカバーはしてないけど、A自由席でも結構の屋根の下に多く座れる。
▼メインスタンド屋根の下にある座席がギッシリ埋まった感じ。雨の当たる場所とそうでない場所がよく分かる。
▼バックスタンドはこんな感じ。さすがにいつもより少ない印象。
▼この日の入場者数は7,329人。
キックオフ前には、多くの人が屋根の下に座れるように、スタッフの方々から座席に荷物を置かずに詰めてもらえるように声がけがあった。そんなこともあって、メインスタンド側の密度がぎゅっと高まって、8千人超えのときよりも観客同士の距離感が近い感覚。これは一体感ある観戦にはむしろ好ましかった。手拍子、拍手、歓声、ため息がいつもより大きく感じられて、とてもいい雰囲気だったように思う。
先制点、追加点、完封で快勝!
冒頭にも書いたように、試合は2-0でファジアーノが完封勝利!
ファジアーノが前半に先制点!スタジアムでリードした状態を体験したのは昨年の熊本戦以来。そして、見知らぬ人とハイタッチ!
後半には追加点!スタジアムで2点リードを体験するのは、はじめて!
京都の攻撃に再三ピンチを迎えるも無失点で試合終了!スタジアムで勝利を体験するのは、はじめて!ヤッター!
試合後にスタッツを確認してみると、シュートやコーナーキックなどの数は京都が大きく上回っていた。それでも、この日のファジアーノ岡山は見応えのある攻撃、守備を見せてくれて、とてもワクワクできる90分間だった。
この日、第21節の試合を終えてシーズンの半分終了。次節もホームゲーム。ぜひ勝って3連勝、そして7月攻勢でプレーオフ昇格圏を捉えてほしいなあ。
前半戦終了。入場者1万人超えの新法則とは?
前回観戦後の記事で入場者数の推移を振り返って書いていた。
ホームゲームの前節にファジアーノが勝てば、そのホームゲームは入場者数1万人を超える!
えーと、この法則は今回あっさり覆りました。言い訳としては、雨が降ったからということで。そこで新法則として、こんなのはどうかな?
ホームゲームの前節にファジアーノが勝てば、そのホームゲームは入場者数1万人を超える!(ただし雨天の場合を除く)
これが成り立つなら、7月8日水曜日の次節(第22節)ホームゲーム、対V・ファーレン長崎戦は、入場者数1万人を超えるはず!あー、でも平日夜かあ、厳しいかな……。
それでも、チームが勝利して素晴らしいスタジアム体験があれば、今後その体験をしたファンが新しいファンを呼んでくれるはず。お誘いするといいことあるらしいし。
そして、素晴らしいスタジアム体験を支えている人たちのことも大事。毎回1万人前後の人間がスタジアムに集まるホームゲームを年間21試合を実施するだけでも、大変な運営力が問われる。しかも限られた人員で。
▼木村社長も試合終了後に片付け。
もちろん、有給のスタッフ以外にも、試合運営のボランティア・サポートスタッフの存在も欠かせない。観戦のためにスタジアムを訪れれば、ボランティアパスを付けた多くの人たちによって会場運営が支えられている場面に必ず出会う。
そして付け加えるなら、チケットを買って観戦するファン・サポーターも、スタジアム体験を一緒に作り上げていく想いを共有していく必要があると感じた。この日の試合終了後に、スタンドのゴミ(それほど多くないが)を拾うボランティアの姿が印象的だった。若い学生風の数人は特にスタッフパスも付けておらず、自発的なものなのか、何かのグループの活動なのか判然としなかったけど。この日はハートフルレイニーデーの袋がここでも活躍していた。
ともあれ、いろいろと感謝しながら、心配事も解消した僕はまたCスタに出かけるよ。
みなさんもぜひ! Challenge 1!
*1:Inspired by
スタンリー・キューブリック監督のブラックコメディの傑作。少佐のカウボーイシーンは、たしかあの映画の中でもスティーブ・ブシェミさんにより言及されていたような記憶がある(思い違いだったらスミマセン)。
*2:過去記事では、ちょっと「晴れの国」にツッコんでいた。
ここで「晴れの国」豆知識。
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-2143.html(3)データが語る晴れの国岡山
・ダントツではないが、確実に晴れの日が多い。
1 降水量1ミリ未満の日:276.8日で全国第1位
(資料:気象庁「全国気候表(S56~H22年の平年値)」)
2 日照時間の長さ:2,030時間で全国第14位、中四国第5位
(資料:同上)
3 降水量:1,105.9ミリで少ない方から全国第3位、中四国第2位
(資料:同上)なんだかランキングが微妙……。「雨が降らない日が一番多い」は確からしいけど、「晴れ」とは限らず。
*3:過去の観戦記。