サッカーJ2ファジアーノ岡山、前回ホーム戦は試合終了間際に同点に追いつかれた悔しい引き分け。その翌週第3節アウェー町田戦は、リードされてからオウンゴールで追いつき辛くも引き分け。今シーズンは未だ勝ちがない。
2017年3月19日(日)の第4節は、ホーム・シティライトスタジアム(Cスタ)に京都サンガF.C.を迎え撃つ。昨シーズン終盤は、J1昇格プレーオフ進出内での順位も争い、京都は第5位、岡山は第6位だった。
僕は今回もCスタに出かけてスタジアム観戦に臨んだ。Challenge1への集客、イベント、ファジフーズをチェック。試合内容もちょっとチェック。
春の晴れの国
3月も半ば過ぎて、春を感じる日が多くなってきた。事前の天気予報はバッチリ晴れ。試合当日も気持ちよく穏やかに晴れて、快適に過ごせた。
高校3年生無料招待デー
今回の京都戦では、この春に卒業する高校3年生を無料招待するという企画が行われた。リンク先のニュースでは、ファジアーノ岡山の木村社長から高校3年生に向けたメッセージも記されている。
【3月19日京都サンガF.C.戦】岡山県内高校3年生無料ご招待のお知らせ
私は約30年前、18歳で高校を卒業し岡山を離れました。
僕は24年前、18歳で高校を卒業し岡山を離れた。だから、木村社長のメッセージに自分の経験を重ねて、今回の企画は心に響くところが大いにあったのだ。
18歳で大阪の大学に進学して、そのまま大阪で就職して30歳代前半まで暮らす。その後岡山に戻ったのが今から約10年前で、現在は岡山在住。
故郷を離れてみて、はじめて「岡山」を意識するということもよく分かる。そんなときに岡山出身者なら誰もが思い出す「岡山」というのが、岡山出身者の共通のアイデンティティーということなのだろう。
24年前に高校3年生だった僕の「岡山」には、ファジアーノは存在しなかった。今の高校3年生の「岡山」にはファジアーノがある。これは素直にうらやましい。心に誇りを持っておけることだと思う。今の高校3年生の皆さんはまだ気づいていないかもしれないけど、今回をキッカケに心の片隅にちょっと刻んでくれたら、いずれそれが宝物になるはず。
もちろん、人によって心のなかでのファジアーノの存在感は異なるし、まだまだ共通のアイデンティティーとはいえないかもしれない。でも、百年続くクラブとなれば、自然と形成されていくと思う。
被災地へメッセージを届けよう!
先日の3月11日、東日本大震災から6年が経った。昨年4月の熊本地震災害からはおよそ1年になる1。被災地の話題は節目の日に集中しがちだけど、被災地復興支援活動は継続的に想いを寄せなければ、と自分に戒めるのだった2。
Jリーグが継続的に取り組んでいるチャリティー活動のスローガン「チカラをひとつに。-TEAM AS ONE-」は、
このスローガンには、「Jリーグ」、「53クラブ」、「選手」、「ファン・サポーター」、「被災地復興を願う全ての人々」の力を結集し、みんなでひとつのチームとして団結し、前に進んで行こうという思いが込められています。
テント内に掲げられているロゴマーク(人が手を繋いだような、ボールの形のような)は、
5つの「チカラ」が「ひとつ」に団結して支援の輪が広がっていく様子をイメージしたものです。
昨年3月の伊里前福幸商店街ブログでは、岡山からの寄せ書きフラッグが南三陸の福幸商店街に届いている様子がわかる。ただし、伊里前福幸商店街本設オープンにあわせて、リンク先のブログは2017年3月末で終了するので、今後は公式ホームページを見てほしいとのこと。
震災以降は仮設の商店街としてやってきたが、今年2017年にようやく本設オープンまでこぎつけたそうだ。2017年4月23日(日)に「南三陸ハマーレ歌津」として新しくオープンするらしい。
さて、メッセージ寄せ書きイベントのテント前では「JリーグTEAM AS ONE募金」活動も行われた。僕もささやかながら投入。
TSCトークショー on ファジステージ
この日の試合は、地元の岡山・香川エリアをカバーする地上波テレビ局・TSCテレビせとうちが生中継。
ファジステージでは「TSCトークショー」という企画で、放送での解説の名良橋さん、実況の野村さんのお二人によるトークショーが行われた。
ちなみに、昨年のCスタで「あさみん」こと佐竹明咲美アナウンサーと一緒に写真撮らせてもらって、ステッカーもらったので、浮かれて番組紹介ブログも書いてしまったよ。
最近のTSCの企業PRコマーシャル映像にも、あさみんさんをはじめとしたTSC女性アナウンサーたちがイイ感じでご出演中。
https://youtu.be/QHCsBmFFRL4
トークショーは、最前列の京都サポーターに遠慮しつつ、基本的にファジアーノ勝ってほしい方向で進む。京都の元日本代表のFWとか、FWになりたがるDFとか、岡山で前季キャプテンだった岩政選手情報とか、岡山の現キャプテン・喜山選手のアグレッシブなSNS戦略とか。
ついにファジフーズでマウンテン!
ファジフーズには定番メニューもあれば、対戦相手によって変わる限定メニューもある。定番メニューをベースにした限定メニューもある。
これまで僕が狙っていながら、人気のために早めに買わないと売り切れてしまうメニューがあった。それが「マウンテン丼」。大抵は「◯◯マウンテン丼」という感じで限定メニューの扱い。とうとう今回はこの限定マウンテン丼にありあつけたぞ!
今季ホーム2戦連続入場者1万人超え
シーズン平均入場者数1万人以上を目指す「Challenge1」は、ホーム開幕戦で1万人超えでスタートできた。今節も1万人超えの入場者により数字を維持していきたいところ。
例年京都サポーターはたくさんCスタに来てくれる。昨シーズン(2016シーズン)京都とのホーム戦は第3節3月13日(日)で、入場者数は9,098人だった。今シーズンも同じ時期となった京都戦の集客はどうだったか。
そして、後半残り10分くらいに発表されたこの日の入場者数は……
前年同時期の同一対戦カードとなった京都戦。昨年より約1,000人増えた要因は、高校3年生の無料招待?それとも昨シーズンの躍進による底上げ?
いつか報告されるであろう「Challenge1」の進捗あるいは結果のなかで、クラブ側が把握している今回の数字と分析が出てくるのではないか、と期待している。
ともあれ、この結果第4節終了時点で今シーズン平均入場者数は10,250人となり、引き続き1万人以上をキープ中!
最後に5分残っていれば、1点差は逆転できる!
サッカーは90分間試合しても無得点ということもあるけど、たった5分間もあれば2得点入って「負け」が「勝ち」に変わることもある。
というわけで、岡山が残り5分の劇的逆転で今季初勝利!前回ホームの熊本戦では、1-0でリードしていた後半アディショナルタイムに同点に追いつかれ勝ち点3を逃してしまったが、今回は全く逆の展開になった。
89分までのスタジアムは苦しい雰囲気だったけど、赤嶺選手の同点ゴールでスタジアムは大沸騰。そしてアディショナルタイムにパク・ヒョンジン選手がエリア内で倒されて得たPK、やはりスタジアム大興奮と大緊張。そのなかでPKで赤嶺選手がゴール左隅に流し込んで決めて、スタジアム大歓喜。
ホーム・Cスタでの勝利は、なんと昨年の9月11日以来。久しぶりに勝利パフォーマンスとヒーローインタビューを楽しめた!
4月はホーム戦が多いよ!
ファジアーノ岡山の第10節までのリーグ戦予定は次のとおり。
節 | 日時 | 対戦相手 | 会場 |
---|---|---|---|
5 | 3/26(日)14:00 | 群馬 | AWAY 正田スタ |
6 | 4/02(日)14:00 | 東京V | HOME Cスタ |
7 | 4/08(土)19:00 | 金沢 | HOME Cスタ |
8 | 4/16(日)13:00 | 讃岐 | AWAY ピカスタ |
9 | 4/23(日)14:00 | 山形 | HOME Cスタ |
10 | 4/29(土)13:00 | 湘南 | HOME Cスタ |
4月に入ると、ホーム2連戦のあと、讃岐とのアウェー、そのあとまたホーム2連戦。讃岐は一番近いアウェーなので、岡山からの多くのサポーターで後押しできそう。この時期、ホームスタジアムの大声援で後押しして、勢いをつけたいところ。成績だけでなく、Challenge1の入場者数でも頑張りどころ。
次節第5節アウェー群馬戦のあと、4月に入ったらまずはホーム2連戦。しっかり観ていこう。
-
2016年の熊本地震は最大震度7、熊本県や大分県を中心に大きな被害をもたらした。サッカーJ2リーグでは特にロアッソ熊本は、4月の地震のあと一時活動休止を余儀なくされ、リーグ戦復帰は5月15日、本拠地の「うまかな・よかなスタジアム」で試合ができたのは7月3日になってからだった。
2016年4月23日、熊本地震後に投稿した僕のブログはこちら。
-
といいつつ、節目の日に合わせてそれっぽい記事を上げたこともある。